心理実験「お茶の味だけで、愛してもらえるのか。」
お茶の心理実験に後編が!
こんばんは。ゆうきゆうです。
さて、前回のお茶の味を見分ける実験。
あのあと、このネタ↓を考えてくださった女性編集者Mさんと打ち合わせをしていたときのことです。
Mさん「あのですね」
ユウ「はい」
Mさん「ちょっとそこ、正座」
ユウ「はい」
Mさん「あの実験のことなんですけど」
ユウ「はい」
Mさん「緑茶ならまだしも、紅茶とかウーロン茶とか、ありましたよね?」
ユウ「はい」
Mさん「明らかに間違えようがありませんよね?」
ユウ「はい」
Mさん「え、それで間違うって、どゆこと?」
ユウ「すみません」
Mさん「ていうかそもそも、心理実験と言いつつ、心理ですらないですよね?」
ユウ「ほんとすみません」
打ち合わせの数倍の時間、お説教いただきました。
味覚は鍛えようと思いました。
そしてあの実験の、さらなる続きです!
まずは実験開始に先駆けること数時間。
一人一人に「どのお茶が一番好きか」を選んでもらいました。
そのあとで、前回の実験を行っていました。
そこからさらに数時間。
それくらいもたてば、みんな選んだこと自体、忘れてるはずです。たぶん。
判断基準は僕です。
試しに、聞いてみました。
ユウ「さっき、選んだこと、覚えてる?」
Kくん「え、何のことですか?」
忘れてる。
というか僕と彼のやりとり自体、非常に不毛な気がしました。
アホ二人の会話です。
まぁ、他のみなさんも忘れてるという前提のもと、こんな追加実験を行いました。
<実験手順>
まずはコップに、イラストを描きます。
「セクシカ」です。
このサイトのマスコットキャラクタの一つです。
セクシー試験(略してセク試験)に出ますので覚えておいてください。
知らないものは一人もいない、大流行のキャラクタです!(うちのスタッフ内では)
全部並べてみます。
寸分たがわず、同じイラストができあがりました!
うん。
微々たる誤差は気にしません。
そして、ここに3種類のお茶を注ぎます。
このうち1つは、被害者 被験者が「好き」だと言ったお茶です。
そして、これらを飲んでもらいます。
さらに飲みながら、「どのセクシカが一番好きか」を選んでもらいます。
そう!
ここで人間心理には「連合の法則」というものがあります。
一つの感情が、そのまま他の判断に影響を及ぼすことを言います。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と同じで、これはプラスの感情でも同じことが起こると言われています。
すなわち!
<仮説>
「1番好きなお茶に描いてあるセクシカが、もっとも好きだと判断されるはず」
ということになるわけです!
さらに応用すれば、
「相手の好きなお茶を飲ませれば、自分のこともよりいいイメージで見てもらえるかもしれない!」
そんな結論を見越しつつ、実験開始です。
ちなみにYさんの場合、好きなお茶が一番右です。
自分的に、一番できのいいセクシカをそこに配置しています。
無意識に「実験成功しろ」という気持ちがあったと思います。
この時点で心理実験として微妙に成立していないと思います。
それはさておき、さっそく飲んでいただきました。
さすがに目隠しをしたままだと飲めないので、はずしていただきました。
ユウ「これ、飲んでみて」
僕はそう言いながら、彼女にコップを渡します。
すると、彼女はこう言いました。
Yさん「何ですか、このくずれたイヌみたいなの」
セクシカだーーー!
あまりの驚きに、あやうく腎臓が飛び出るところでした。
ユウ「いいから、飲んだ上で、どのセクシカが一番好きか決めてみよう!」
Yさん「………」
渡されたお茶を、真剣な顔で眺めるYさん。
Yさん「ぷくっ…!」
微妙に意図に気がついたように見えるYさん。
Yさん「………」
そのまま、すべてのコップを見つめるYさん。
だ、ダメだ!
さすがに空気や実験の意図を読んだ上で、僕が望んだコップを選ぶのはダメです!
そこまでしたら、心理実験として完全に成立しません!
いや、でも、ちょっとくらいは………
Yさん「これが好きー!」
空気を読んだ上で、まったく別のコップを選ぶYさん。
うん。
こうなったらこうなったで、なんだか切ないです。
ユウ「え、どうしてこのコップを選ぼうと思ったの?」
「だって、お茶関係なく、このイヌが一番かわいいから」
うん。
その3つのイヌの違い、自分でも分かりません。
ていうか、セクシカですってば。
心から切なくなりつつも、Kくんにも飲んでいただきました。
「………」
「この中身が高級ワインだったら、
このコップのイヌが一番うまいと思います」
やかましい、と思いました。
ていうかセクシカだ、とツッこむのも疲れてきました。
今回の結論。
<結論>
ペットボトルのお茶の味の差ごときでは、好みの変化は現れない。
しかしまぁ、事務所でのセクシカへの反応は、飲み物を飲む前よりも、飲んだあとの方が少しだけ優しかったので、
飲み物を飲んでいただくことそのものの効果はあるかもしれません。 そう思いたい。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
<オマケ>
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