GEISAI最終話です。
GEISAIというイベント、最終話です。
あらためましてこんばんは。ゆうきです。いつもお世話になっております。
そして、さと先生が出展していたGEISAI、最終話です。
僕たちが他のブースを見ていると、こんな人物がいました。
ユウ「あー!」
さと「へ?」
ユウ「ほら、あの人じゃん!」
さと「え、誰?」
ユウ「え、知らないの?」
さと「分からない」
うん。
まぁ。そっち系の女優さんです。
ユウ「ほら、大沢佑香!」
さと「いや…分からない」
ユウ「………」
さと「………」
ユウ「いや、僕もよく知らないんだけどね」
さと「いや、絶対知ってるだろ」
ちなみにタイトルは「食欲と性欲」だそうです。
セクシーな絵を飾りつつ、本人はトイレに腰掛けていました。
意味はまったく分かりませんでしたが、おそらく見た人の大半の感想が、「あ、あの女優さんだ」だと思います。
それ以上でもそれ以下でもない。
アートというか、「え、何でこんなとこにあの女優が!?」という、単なるサプライズでした。
女性にも分かりやすいようにたとえるなら、鷹狩りをしていたら加藤鷹がいたようなものです。
自分でもまったくたとえの意味が分かりませんが、とにかくそんな感じでした。
そしてこの時点で、だいたいの方向性が分かってきたかもしれませんが、このGEISAI、明らかに性的な作品がたくさんあります。
他にあったのは、こんなの。
ちっさい女子校生スカートが、ひたすらブラさがってました。
そこからポタポタ汁が垂れている、という。
まぁ、なんていうか、性的な意味なんだと思います。
女子校生とセクシー、みたいな。
発想うんぬん以前に、これだけたくさんのミニミニスカートを集めた情熱が激しい。
そしてこちら。
ただ単に、スカートが風船で持ち上がってめくれているよ、という写真。
さと「………」
ユウ「………」
さと「芸術というより、単なる企画モノ写真集だと思う」
まったくもって同感です。
さと「ちなみにこのモデルさんが、たぶんここの出展者なんだと思うんだ」
ユウ「え、そうなの?」
さと「うん、さっきここにいたから」
ユウ「………」
さと「そしたら、通りがかったオジサンが、彼女にこう聞いてた」
ユウ「………なんて?」
さと「『今も同じ下着つけてるの?』」
ユウ「………」
さと「彼女、スルーしてた」
そりゃするわ。
ていうか何より、「さっきもお前は来てたのか」と
心の中でツッコミたくてたまりませんでした。
ちなみにこのGEISAI、審査委員が全部の作品を見て、賞を決めるそうです。
僕は疲れて先に帰ったのですが。
あとからさと先生に聞いたところ、受賞者は、
この3つだったそうです。
え、GEISAI、大丈夫?
本気でそんな感想を抱きました。
ユウ「ちなみに審査委員ってどんな人がいるの?」
さと「秋元康とか」
この瞬間、すんごく方向性が分かってきた気がしました。
なんていうか、個人的にはマンガ「ギャラリーフェイク」のフジタに審査員として参加してもらって、
全員の作品を一刀両断にしてほしい。そう思いました。
ユウ「ちなみに、さと先生は受賞した?」
さと「しなかった」
なんか、かえって受賞しない方がまともな気がしてきました。
さと「でも、作品は売れたよ!」
ユウ「………」
マジで。
ユウ「ていうか、どの作品?」
さと「ほら、あの十字架の」
ユウ「………」
売れたとか以前に、これが十字架だったということが、いまはじめて分かりました。
ユウ「買ったのって、誰?」
さと「なんか、東南アジアの○○国の財団法人」
スケールがデカすぎる。
ユウ「いくらで買ったの?」
さと「『いくらでもいい』って言われたから、3万円って言った」
スケールがデカいのか何なのか。
とりあえずブース代のモトは取れなかったようですが、それでも彼にはいい思い出になったようです。アーティストデビュー。
というわけで、彼の売れ残った絵、買いたい方はこちらにでも。適宜自由交渉してください。
ちなみに僕の、GEISAIのお土産はこちらでした。
ツチノコ400円。
芸術って本当に言ったモン勝ちだな、と思いました。
みなさま今後ともよろしくお願いいたします。
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