喫茶店での芸術品バトル。
突然上野でアート合戦!? 勝者は果たして!?
こんばんは。ゆうきゆうです。
つい最近、上野駅の近くでリオ先生と喫茶店にいたときのことです。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「ヒマだなー…」
ユウ「ヒマですね…」
するとリオ先生はこう言いました。
リオ「じゃあ、芸術勝負をしよう」
ユウ「………は? なぜ?」
リオ「なぜなら、上野だから」
何がどう「なぜなら」なのかはまったく分かりませんでしたが、
有無を言わせない論理力 迫力がありました。
リオ「使っていいのは、この場にある材料だけだ!」
ユウ「………」
この場にある材料と言われても。
目の前にはコップやクリーム、砂糖くらいしかありません。
リオ「よーい、スタート!」
僕はとにかく慌てて、周りを見渡しました。
その結果、できたのが、こちらです。
作品名「フラワー」。
自分でも何が何なのかまったく分かりませんが、とにかく完成です。
芸術性のカケラもないのですが、喫茶店にあった材料にしてはマシなものが作れたのではないでしょうか。
これなら、おそらく負けはないはでず。
僕はそう思いつつ、横目でチラッと、リオ先生の作品を見てみました。
一瞬、目をそらします。
そして、また見てみました。
負けた、と思いました。
切なくなりつつも、こうなったら、とにかくさらに作品を深めるしかありません。
急いで色々と試行錯誤を行いつつ、僕はついに完成させました。
題して、「フラワー・パート2 ~愛と青春と哀愁とあと何かの彼方に」です。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「とりあえず、店員に判断してもらおう」
マジですか。
リオ先生はそう言いつつ、店員さん(もちろん女性)を呼び止めました。
店員「………」
店員さんは、明らかに表情が固まっていました。
リオ先生は、その表情に目も止めず、言います。
リオ「どっちの作者となら、つきあってもいいと思う?」
あぁそれ、どう考えても質問間違えてる、と思いました。
店員「………それは分からないんですけども」
リオ「あぁ」
店員「とりあえず作品としては」
店員「こっちの方がキレイだと思います」
リオ「やったあーーーーーーーー!」
負けたーーーーーーーーーーー!
………。
でも、どうしてだろう。ぜんぜん悔しくないのは。
そして、しばらくの沈黙の後、店員さんは言いました。
店員「でも、ですね」
リオ「ん?」
ユウ「え?」
店員「備品で遊ばないでください」
色々と切なくなりつつも、エンドレスでこんな日々を送っている人間です。みなさま今後ともよろしくお願いいたします。
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