GEISAIという、切なくもステキなイベントに行ってきました。

GEISAIという、激しく不思議なイベントに行ってきました。

 

こんばんは。ゆうきです。いつもお世話になっております。

さてあなたは、GEISAIというものをご存じでしょうか。

 

 

それは、先月のことでした。

僕の友人の精神科医に、「さと」くんという人物がいます。

まぁ、激しく色々とステキな方で、色々と人生を謳歌している人なんですが。

 

彼がつい最近、こんなコトを言いました。

 

さと「今度、GEISAIに出るんだ」

ユウ「………は?」

さと「だから今度、GEISAIに出るんだ」

ユウ「ゲイサイ?」

さと「うん。ゲイサイ」

ユウ「ゲイのお祭り?」

さと「違うから」

即答でした。

ゲイサイ。

ひと言で言うと、芸術のお祭りなのだそうです。

 

色々な人が、さまざまなアートを作り、それを展示販売するお祭りだそうです。

ユウ「あぁ、アートのコミケみたいな?」

さと「激しくイヤなたとえだけど、そんな感じ」

ユウ「え、出るの?」

さと「うん。出る」

ユウ「というか、じゃあ先生もアート、やるの?」

さと「やり始めた」

 

あぁ、即席。

たった今できました、的な。

 

ユウ「ちなみに参加ってどうするの?」

さと「ブースを買う」

ユウ「買う? いくら?」

さと「○○○円」

 

結構な額でした。

普通に海外旅行とか余裕でできそうな額でした。

 

さと「まぁ、その額で売れたら、トントンだし!」

売れるんだろうか、それは。

 

僕は非常に切なくなりつつも、とにかくその会場に向かいました。

 

会場は、意外にたくさんの人がいました。

コンセプトとして「芸術大学の学園祭」なのだそうです。

 

うん。

ひと言で言えば、「何でもアリ」みたいです。

 

さと「あー! こっちこっちー!」

彼に連れられて、彼のブースに向かいます。

 

そこで、一番に目に飛び込んできたのは、コレでした。

 

 

ユウ「………」

さと「………」

 

ユウ「え、パンダ?」

さと「そうも見えるかな」

 

そうとしか見えません。

 

ユウ「タイトルは?」

 

さと「………」

ユウ「………」

さと「白と黒の愛情」

 

今考えたよね、それ。明らかに今考えたよね。

 

ていうかなんかもう、タイトルというより、「大喜利」みたいになってきました。

これにタイトルをつけるなら、みたいな。

 

ちなみに他にも、こんな絵が並んでいました。

 

 

ユウ「………」

さと「………」

 

ユウ「え、順列組み合わせ?」

さと「え、どこが?」

とりあえず、自分の率直な感想でした。

 

ユウ「制作時間は?」

さと「一枚、1時間」

 

だよね。だよね。

 

さらにテーブルには、こんな絵が。

 

ユウ「………」

さと「………」

 

ユウ「100-7ってどういうこと?」

さと「ほら、認知症のテストの」

 

ユウ「………」

さと「………」

 

ユウ「え、芸術?」

さと「たぶん」

 

芸術って、言ったモン勝ちだな、と思いました。

 

ちなみに地面には、こんな説明文が書いてありました。

 

 

ユウ「天の地?」

さと「うん」

ユウ「どういう意味?」

 

さと「分からない」

 

本人が投げた。

 

ちなみに彼のプロフィール。

「毎週のように世界のどこかに旅に出ている」と書いてありました。

 

ユウ「………」

さと「………」

ユウ「え、毎週世界旅行してるの?」

 

さと「近くの裏山でも、そのあたりの公園でも、世界のどこかだから」

 

ウソはついてない、と思いました。

 

さと「さて、じゃあ、他のブースも、見に行ってみる?」

ユウ「え、自分のブースにいなくていいの?」

さと「もう、飽きたから」

飽きたんだ。

さと「どうせ売れないし」

売れないんだ。

 

そして僕たちは、切ない気持ちを抱えつつ、他のブースを見に行くことにしました。

 

そこで見た、さらに気持ちが切なくなるアートとは!?

 

次回更新をお待ち下さいませ。

二人でパチリ。