メンタルクリニックを開業する精神科医。

こんばんは。ゆうきゆうです。
非常に突然なのですが、メンタルクリニックを開業することになりました。

今日はそんな話をお届けです。

  

  
というわけで、あらためましてこんばんは。ゆうきゆうです。

はい。エイプリルフールのネタではありません。
本当です。開業。

そんなこんなで、開業に関する物語を、少しずつ日記形式でお届けしようかと思います。

 

それは、2007年のことでした。

自分自身、大学病院での研修を経て、いくつかの精神病院に勤務しておりました。
非常に得るところもたくさんあったのですが、やはり勤務医ですので、そんなに自由はききません。

また病院だけに長期的に入院している患者さんの治療が中心です。
その中で、少しずつ、自分自身のやりたい診療をしたい、という気持ちが強まっていきました。

もっと悩みを抱えた人が入りやすい、カウンセリングを中心にした精神科・心療内科のクリニックを開きたい。
そんな気持ちが積み重なり、開業を決心しました。

 

でも、開業を決心したと言っても、

ユウ「開業したい!」

誰か「よし、いいよー!」

という感じで開業できるワケではありません。
それまでに、微妙にさまざまなドラマがありました。

 

とりあえず、マヤ先生に話してみることにしました。

 

マヤ「開業しようとしてるの?」

ユウ「え、はい、まぁ」

マヤ「そう…」

ユウ「…あ、あの、何かアドバイスとかいただけたら…」

マヤ「そうね。私からのアドバイスは、たった一つよ」

ユウ「は、はい」

 

マヤ「頑張って」

 

有無を言わせないアドバイスだと思いました。

 

でも「頑張るな」「やめなさい」と言われるよりずっとマシだと思ったので、とにかく前に進むことにしました。

次にアスカ先生にメールしてみました。

 

アスカ「そっかぁ…」

ユウ「はい」

アスカ「それはそれとして、後輩くんの話、聞きたくない?」

 

あぁ、今はすごく聞きたくない。

 

アスカ「彼もいつか開業したいんですって」

 

あぁ、なんかすごく勇気が湧いてきた。
彼まで考えるなら、僕、ずっと大丈夫だ。

 

二人の先生に勇気をもらいながら、最後に、リオ先生に会って、聞いてみました。

 
リオ先生は友人のドクターの開業に関わったことがあるので、色々と詳しいそうです。

僕の言葉を聞くと、先生は言いました。

リオ「なるほど、開業か…。大変だぞ?」

ユウ「は、はい…」

リオ「料金設定から、女の子の調達に、クラブの立地まで」

 

あぁ、そういう開業じゃないですから。

 

リオ「………」

ユウ「………」

リオ「俺はいつかそういうクラブを開業したい」

先生の熱い夢、心からありがとうございました。

 

リオ「いや、でも開業なら、可能な限りアドバイスしてやろう」

ユウ「あ、ありがとうございます!」

 

リオ「重要な要素はたくさんあるが…。そのうち大切なのは、やはり立地だ」

 

ユウ「は、はい。やはり、患者さんが来やすい場所でしょうか…?」

リオ「まぁ、それもあるが…。それと同じくらい大切なのが、君の気持ちだ」

ユウ「僕の気持ち?」

リオ「あぁ。クリニックを開業したら、言うまでもなく、そこにずっといることになる」

ユウ「………」

リオ「10年でも20年でも、ずっといられるような場所。何より君自身が、いたい場所を選ぶんだ」

ユウ「………」

 

僕が、いたい場所。

 

 

リオ「ちなみに俺ならバリ島だが」

 

先生には聞いてません。

ていうか毎日バリ島まで通えません。

 

リオ「君なら、どこだ?」

 

僕がいて、心安らぐ場所。

 

 

………。

 

 

 

アキバ?

 

なんだか自分、大丈夫なのかと本気で考えました。 

 

果たしてゆうきゆうは開業できるのか!?
そんなこんなで、この話、続きます。

クリニックのサイトもすでにあるんですが、その公開は、この話の流れ上、またあらためて。