キスしていいか、聞かないで。 決断の心理学
心理学者であるベイアス(1991)らは、3000人以上の人間を対象にして、
「決断が早く、行動力がある」人の性格特性を調査しました。
その結果、決断が早い人間は、ほとんどが、
「●●の人に●●しない」
ということが分かりました。その答えとは!?
(ここから本編です)
こんばんは、ゆうきゆうです。
今回はニュースが2つ。
まず12月23日の日曜日、午後1時から心理学オフを開催します。
「クリスマス・イブイブ・オフ」を行います。
料金は、一般4500円、学割3500円。
今回はクリスマスイブに向けて、「まだ間に合う!イブ対策オフ!」開催です。
ギリギリにもほどがある。
相手がいる方もいない方も、ぜひぜひ遊びに来てくださいね。
場所は東京、日本橋。
内容は、
「必勝イブ攻略心理学テクニック講座」
「なんでも質問コーナー」
「心理学ゲーム」などの予定です。
お食事しながら心理学のお勉強も。
興味のある方は、ここからコピペしてお送りください。
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宛先は、
off-off@sinri-net.check-xserver.jp
まで「★イブイブ」とタイトルしてメールくださいね。
ご希望人数が多い場合、抽選となります。
では、今夜もセクシー心理学の世界をお届けいたします。
◆ 決断を早める、たった一つの方法。
あなたは、決断する力がありますか? ないですか?
今回は、そんなあなたに、ヒントとなる事実をお教えしましょう。
実は心理学者であるベイアス(1991)らは、3000人以上の人間を対象にして、
「決断が早く、行動力がある」人の性格特性を調査しました。
その結果、決断が早い人間は、ほとんどが、
「周囲の人に相談しない」
ということが分かりました。
相談しないからこそ、決断が早く、行動できる。
これ、ある意味、当たり前な事実です。
しかし同時に、とてもディープなことを語っているのに、気がつきますでしょ
うか。
◆ やりたいことなら、相談しない。
結局、相談する人というのは、多くは自信がなく、決め切れていないのです。
だからこそ相談して、人に判断を任せようとしているのです。
本当にやりたい!と思うことならば、誰にも相談するまでもなく、無言で行動
します。
遊びやゲーム、または旅行で考えてみてください。
たとえば、あるゲームのシリーズが大好きな人が、
「あのシリーズの新作、買った方がいいと思う?」
とは聞きません。無言で買います。
そもそも「相談」する時点で迷いがあり、行動を決めかねているのです。
ちなみに自分は、サイトなどでバストバスト連発することを、誰にも相談して
いません。言ったら、たぶん反対されたと思います。
だからこそ、書くことができています。
迷いはありません。
こんな自分が、一周して誇らしい。
◆ 見分ける、方法。
また精神医学の面から考えると、「相談」というのは、本当の意味での「相談」
ではありません。
その答えは、すでにたいてい決まっているものです。
それを見分ける基準はシンプルです。
「○○したいんだけど、どう思う?」
というのなら、それはほとんどの場合、
「やりたくない」し、「止めて欲しい」のです。
相談者はその気持ちを話すことで満足し、擬似的に決断したような気持ちにな
れます。
また同時に反対意見を聞くことで、
「そっか…。あなたがそう言うなら、やめておこうかな…」
と考えられます。
逆に、本当にやりたい人は、
「どうやったら、○○できると思う?」
と聞きます。
積極的に、方法を求めているわけです。
相談のセリフの時点で、すでに気持ちは判別できるのです。
◆ 2500年前から。
あなたは、中国の戦国策の一つ「趙策」というものをご存じでしょうか。
2500年以上の書物なのですが、その中に、
「大功を成すものは衆に謀らず」
という言葉があります。
ひと言で言えば、
「大きな功績を残す人は 多くの人に相談したりしない」
ということ。
本当に偉大な行動というのは、たいていは突飛な発想から生まれています。
逆に言えば、誰もが認めるような発想なら、とっくに誰かがすでにやっていま
す。
優れた行動は、たいていは反対されます。
もし全員が賛成するなら、まず愚策なのです。
◆ 成功する人間は。
「織田信長」という人物がいます。
一代にしてほぼ天下統一を成し遂げた武将ですが、彼の行動、普通に考えると、
ムチャクチャなものも結構あります。
たとえば代表的なのが、「比叡山の焼き討ち」。
お坊さん全員を焼き殺したわけですが、おそらく、部下全員に相談していたら、
間違いなく「反対多数」でお蔵入りでしょう。
「桶狭間の戦い」でも、敵よりはるか少ない人数で奇襲をしかけていますが、
これすらも部下全員に相談していたら、「無駄死にです」「危険です」と言わ
れて中止でしょう。
しかしこれらがなかったら、彼はあそこまでの成功はできませんでした。
確かに最終的に天下統一をしたのは徳川家康ですが、信長の存在がなければ、
もちろん不可能だったでしょう。
エジソンも、当時は絶対に不可能と言われていた電灯を作りました。
ガリレオも、当時の人間全員が反対する中、地動説を唱えました。
どちらも、「みんなの意見を聞いていた」ら、そこにたどりつくことはなかっ
たはずです。
いえ、「だから独裁者になれ」と言っているわけではありません。
ただ、何かの行動をする際に、いちいち人に相談して、不安がっているような
人間は、結局は成功できない、というわけです。
相談というのは、結局は「自分の判断に自信がない」ということ。
そのため、無意識に誰かの意見を取り入れることで、責任転嫁をしようとして
いるのです。
◆ 相談するなら…。
繰り返します。
本当にやりたいことがあるのなら、「みんなに相談」してはいけません。
逆に「まずみんなに相談しないと…」と思っているのなら、それは「やりたく
ない」ということ。「止めて欲しい」ということなのです。
そのことに気がつかないと、永遠に、
「本当はやりたいのに、みんなが止めるから、できなくなっちゃったー」
「あの人がああいうから、やれないんだよな…」
なんていうムダな思考にハマったまま、一生を終えることになります。
したいのなら、黙ってすること。
もし、「本当にしたくて、ただアドバイスが欲しい」
と思うのなら、心から尊敬する人に、
「○○したいんだけど、どう思う?」ではなく、
「どうやって○○するのがいいと思う?」と聞くこと。
もしそう聞くのに抵抗があるのなら、それはやはり、
「したくない」「止めて欲しい」ということです。
どうか覚えておいてくださいね。
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◆ 今回のまとめ。
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○ 決断が早い人は、人に相談しない。
○ だからと言って「相談するな」というわけではない。
○ 本当にやりたいことなら、「○○するのって、どう思う?」ではなく、
「どうやって○○すればいい?」と聞くこと。
◆ さいごに。
あなたのひいおじいさんは、どんな人か、知っていますか?
あなたのひいひいおばあさんが、どんな人生を生きたか、分かりますか?
いつどんな成功をして、どんな失敗をしたか、理解していますか?
おそらくほとんどの人の答えが、「よく知らない」となるはずです。
直接血のつながっている子孫であっても、数世代たてば、そんなものです。
他人の祖先なんて、なおさら興味がないでしょう。
100年200年、さらに1000年なんてたてば、過去の人間のひとつひとつの行動な
んて、すべてが忘れ去られます。
残るのなんて、ほんの一握りの、歴史上の人物くらいです。
だから。
心配しないでください。
成功しても失敗しても、すべて小さなことなんです。
あなたは、ただあなたの本当にやりたいことを、やればいいんですよ。
(完)
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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