超絶料理マンガ「天使のフライパン」
みなさまこんばんは。ゆうきゆうです。
突然ですがあなたは、このマンガをご存じでしょうか。
このマンガ、激しすぎるんです。
このコーナーでは、自分自身の好きなものを紹介しようと思います。
さて、以前に中華一番というマンガを紹介しました。
とにかく「スケールが大きい料理は無条件においしい」という法則をつらぬくステキマンガでした。
覚えていますでしょうか。
今夜ご紹介いたしますのは、「天使のフライパン」というマンガ。
この中華一番の作者さんが、少年誌である「ボンボン」に移籍し、
そこで描いている料理マンガです!
内容は、主人公である少年が、ライバルと戦うという料理マンガ!
………。
正直、中華一番から中華要素を抜いただけ、という感じがしなくもありません。
ジャンル的に広くなるわけで、より描きやすいわけです。
その方法があったか。
オビには「ひきこもりが人を幸せにする料理人になる!」と書いてありますが、たぶん時代のニーズに合わせたキャッチなんだと思います。
しかし主人公が引きこもっているのは最初の1話だけで、2話め以降はとても元気に外で料理しています。設定も微妙にあいまいです。
さて、彼のライバルはこちらです。
名前は、夏川仁。
………。
何て言っていいのか分かりませんが。
とりあえず、作者が夏川純さんのファンということだけは分かりました。
さてこの作者さん。
中華一番のときにも描いたのですが、とにかく
「スケールの大きい料理は無条件においしい」
「おいしさを表現するのにセクシー表現を使う」
というのが、何よりの特徴でした。
しかし、完全に少年誌であるボンボンでまで、同じ手法を使っているのでしょうか。
僕はそれが心配でした。
人間の性格というのはそうカンタンには変わりません。
しかし、でも。
そう思いながら、ページをめくりました。
すると。
全然まったくビックリするくらい変わっていませんでした。
セクシーすぎると思いました。
ていうかもう、意味が分かりません。なぜ脱ぐ。
なぜ牛やチーズたちがマッサージ。
さらになぜマッサージ部分が下半身に集中しているのか。
それにそんな声をあげたら、何のマッサージなのかも謎です。
演出はよく分かりませんが、とにかくおいしそうなことは伝わってきます。くることに。
他にもこんなシーンがあります。
ライバルである夏川が、ハンバーグを作ります。
それを食べたときの、少年少女とおっさんの反応。
だからなぜ脱ぐ。
少女はうまく隠れていますが、少年は丸出し。
おっさんもかなり危険な状態になっています。ギリギリです。
なんていうか、「見たくないものを見た」気分です。
このマンガでは、「おいしい」=「脱ぐ(イメージの中で)」となっています。
老若男女、この法則は変わりません。
お母さんと子供で食事をしたときも、ちゃんと親子で脱いでました。
容赦ありません。
何かに感銘したときに「脱帽」などと表現することがありますが、ここではまさに「脱衣」です。
ちなみに今のコマでは「シュオオオオオオ」と泡に包まれていましたが、これはハンバーグの中に炭酸飲料を練り込んでいたからだそうです。
どう考えてもマズそうですが、マンガ内では絶賛されていました。
さらに、主人公の作ったハンバーグ。
ピラミッドの形に肉を固めたハンバーグという、どっからどう考えても大味になりそうな食べものでしたが、「スケールの大きい料理は無条件においしいもの」という中華一番第1法則から、やはり絶賛されていました。
もちろん乗っている三人は全裸です。
いえ、頭にツタンカーメン的なものをかぶっているので、よりマニアックな裸になっています。
ちなみに主人公が料理を思いつくときも、表現は変わりません。
いちいち裸の何かがイメージの中で踊ります。
いったい何を加えるつもりなんだ、と正座させて問い詰めたいです。
さぁ、そして。
この「天使のフライパン」の中で、まさに最強のシーン。
いえ、というか、この世の中に存在する全マンガの中である意味最強シーンを、最後に紹介したいと思います。
これはもう、単にセクシーとか、単にスケールが大きいとか、そういうレベルじゃありません。
これが紹介したくて、このマンガを紹介したといっても過言ではない。
そんなシーンです。
覚悟は、よろしいでしょうか。
主人公が作ったハンバーグを、友人が食べます。
そして!
何がしたいの!?
何がしたいの!?
ババババ、バッカじゃないの!?
(顔を真っ赤にしつつツンデレ風味で)
なんていうか、ツッコミストとして、もう職場放棄レベルのツッコミになってしまいました。
そんなツッコミはいけないと思いつつも、もう「バカじゃないの!?」としか言いようがありません。
ある意味、最高最大の賛辞と受け取っていただければ幸いです。
確かに、僕もバストが大好きです。
バストに関して、あらゆる妄想をした自信があります。
でも。
さすがにこんな妄想は思いつきすらしませんでした。
いったいどんなプレイなんだ。
何を目的とする変態なんだ。
心からそんな気持ちでいっぱいです。
それ以前に上のコマは、それだけ切り出したら、間違っても少年誌では掲載されない絵だと思います。
いずれにしても、とにかく作者さんは本当に天才だと思いました。
これだけで、このマンガを一生買ってもいい。
そんな気持ちになるシーンでした。
そう思っていたところ。
切なすぎです。
でも、先生ならきっと大丈夫。僕はそう信じてます。
あらゆる意味で壮大なスケールで料理を楽しみたい方は、ぜひオススメのマンガ、「天使のフライパン」。
間違っても料理は上達しませんが、とにかく人生における小さな悩みはどうでもよくなることは請け合いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
↑あのシーンを見たときの自分。
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天使のフライパン 1 (1) (講談社コミックスデラックス コミックボンボン)
posted with amazlet on 07.09.09
小川 悦司
講談社 (2006/12/06)
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