今さらキン肉マンの【プラネットマン】にツッコミたい。
最近、すごく久しぶりに、子供のときに大好きだったマンガ「キン肉マン」を読んだのですが、やっぱりスゴかったです。
(以下引用。(c)集英社・ゆでたまご)
すべてのシーンにおいてスゴイんですが、今日紹介したいのは「プラネットマン」という超人。
太陽系のすべての惑星が集まってできた、という超人です。
キン肉マンの超人はだいたいボディの造形に特徴があるんですが、その中でもかなりインパクトがある超人の一つです。
また何かがあるたびに、主人公サイドの驚きの声は
「ゲーッ!」
です。
どっちが悪役か分からないですが。
さてこのプラネットマン。
「顔が地球」だそうです。
いやいや、今戦っているこの場所が地球のはずなんですが、それが「顔」ってどういうこと!?
とか本気でツッコミたくなるんですが、当時の子供たちは、もちろんそんなツッコミはしません。
「顔が地球!? すっげえー!」
みたいな。そんな反応どまりです。自分もそんな感じでした。
しかしそんな中、キン肉マンの攻撃で、プラネットマンが顔にダメージを受けました!
何と、「顔」はニセモノでした!
地球ではなかったのです!
ちなみにそれにたいして、キン肉マンが
「きさま地球が悪魔の見方するなんてどうもおかしいと思ってたが」
とか言ってますが、おかしい理由はそこじゃない。
しかし顔の正体は何だったのでしょうか!?
するとプラネットマンは説明します!
「太陽系の星はそれぞれ12の神が統括していた」
「しかし現在発見されている星は、11しかない…! 12番目の星とは!?」
………うん。
なんか突然に神話トークになって、結構ついていけてないんですが、とりあえず
「そんなものかー」
とか思っておいていただければ幸いです。
当時の子供たちだったら、
「オリンポス12神!? すっげえ!」
とか思って読んでたと思います。
さてとにかく、12番目の星!それこそが!
何とそれは、太陽系12番目の星「バルカン」であり、
それがプラネットマンの顔の正体だったのです!
「うっそ、すっげえー!」
とか、当時の子供と同じレベルで驚いていただければ幸いです。
ちなみに今になって調べたんですが、この「バルカン」というの、一応根拠のある話だったようです。
すみません。まったくのゆでたまご先生の創作だと思ってました。
ネットのなかった時代に、ゆでたまご先生、勉強家だったんですね。尊敬です。
しかしながら、「地球の裏側にいたため、いつも影となり発見されてなかった」とか言ってるんですが、
それって
常に満月状態なんじゃないか、とか思うんですが。
まぁ、いいです。
とにかくプラネットマンは続けます。
「これでオレは太陽系11の星をすべて神の手からうばいとった…のこるのは一つの星!」
「それは地球だ!」
うん。
まぁ。
色々な気持ちがあると思いますが、とりあえずは、
「そんなもんかー、確かに残るの地球だけだわー」
とか思って読んでいただければ幸いです。
さぁ、そこでキン肉マンは言います!
「しかし地球はどこに!?」
するとプラネットマンは答えるのです!
「それはキン肉マンおまえだ!」
「おまえに勝つこと すなわち地球をうばうことだーーっ!」
何でだよ!
なぜ「キン肉マンが地球」なのかの説明は一切ありません。
また一億万歩ゆずって、キン肉マンが地球だとして、「それに勝つことが地球をうばうこと」とかの論理もスゴイです。
僕も勝手に、そこらに歩いてる人を「地球」として、その人をやっつけて地球支配とかしたい。
ちなみにあと一点、この「プラネットマン」に、すごい点があったことに、みなさま気づきましたでしょうか。
………。
登場時点ではこうでした。
そしてしばらくすると、こうなっています。
星以外の部分が、すごいマッチョになってる!
オマケに何の説明もなく、胸当てをつけてる!
すごいナチュラルで、気づきませんでしたね!
まぁ、とりあえずキン肉マン初診、じゃなかった初心者の方にはビックリかと思いますが、キン肉マンの読者には当然のことなのでご安心ください。
そんな感じで、キン肉マンは本当にすごいなぁ、ということがあらためて分かったところで、また原稿の仕事に戻ります。
みなさまここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
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