100円で夢をかなえる方法。
たった100円で夢をかなえることができる」
といったら、あなたはどうしますか?
今夜は、そんなメソッドについて、お教えいたします。
では、今夜もセクシー心理学の世界をお届けします。
今夜のテーマは「100円で夢をかなえる方法」です。
◆ 突然の神様。
では、まずはこんな想像をしてください。
あなたの目の前に、神様が現れて、こう言いました。
「お前がどうしてもやりたいけど、できない行動は、何だ?」
あなたは答えます。
「好きなコに話しかけたいんです」
「新しい仕事を始めたいです」
「資格のための勉強をしたいです」
神様は言いました。
「では、どうしてそれを行動にしない?」
「いや、何となく…。それにいつのまにか、忘れちゃうんですよね…」
「だったら、100円さえ払えば、その行動力を生ませてやろう!」
「ええっ!?」
いかがでしょう。
あなたが前からやりたかったけど、なんだか行動にできないこと。
それを100円払えば、今すぐに必ず行動にできる。
その場合、あなたはそのお金を、払いますか?
◆ その魔法は、存在する。
これ、多くの方が「はい! 100円で済むなら!」と答えるはず。
実際に「行動的な人間になる方法」などの本は1000円以上で売っていますし、
そういう啓発セミナーに行ったら、軽く1万円は飛ぶでしょう。
だったら、100円くらい安いものだと思うはずです。
では、それを現実にしましょう。
方法はカンタンです。
まず、100円を取り出してください。
そしてそれを「外に投げ捨ててください」。
それだけ、です。
◆ あなたの反応は?
「えっ! そんなの、もったいない! できません!」
と思いますでしょうか。
でも、断言します。
これさえ行えば、きっとその行動をすることができるはずです。
心理学では「認知的不協和理論」というものがあります。
人間が心の中で矛盾を抱くと、その状態がイヤなため、その矛盾を解消する方
向に考え方が変わることを言います。
たとえば恋人がダメ男であるほど、深くハマってしまうのは、それが原因。
「何で私はこんなに苦労してるんだろう?」
⇒「それは、この相手のことがそれだけ好きだからだ!」
と思考を変えるわけですね。
これは100円を捨てるのも同じ。
「100円を自分から捨ててしまった!」というのは、とにかく「お金は大切で
ある」という常識からしたら、考えられないレベルの矛盾となるはず。
このまま何もしなかったら、ずっとイヤな気持ちを抱えることになります。
だからこそ、
「行動するためのお金だったんだ」
⇒「だったら行動しないと」
と思えるわけです。
◆ 捨ててみよう。
試しに今。
もしくはあとでもいいので、サイフから100円を取りだしてください。
そしてそれを、「捨てる」のです。
道路でも公園でも、どこでも構いません。
それと同時に、「やりたいこと」を念じてください。
好きなコに声をかける。
今日中に、仕事をする。
今夜中に、勉強を終える。
これだけで、確実に行動できるはず。
100円は、必要経費です。
◆ もったいない?
さらに「もったいない」という人には、こう言いましょう。
あなたは東京から大阪に行くのに、タダだからといって、歩いていきますでしょ
うか。安いからといって、各駅の鈍行に乗りますでしょうか?
たとえ数千円?数万円かかっても、夜行バスや新幹線で行くはずです。
人は、お金で時間を買っているのです。
また勉強に集中するために、喫茶店に入る人もいれば、電車賃を払って、図書
館などに行く人もいるでしょう。
人間は時間を得るため、そして時間を充実させるために、お金を払うのです。
また重病で死にそうなときに、「1000万円払えば治る」と言ったら、「そんな、
もったいない!」と言う人はいないでしょう。
繰り返します。
お金と時間は、交換できます。
そして同時に、時間は、お金よりずっとずっと価値が高いのです。
だったら、充実した行動や、やりたかったことのために、100円くらい安いと
思いませんでしょうか。
いえ、1000円や1万円でも、安いと思いませんでしょうか。
それでもやはり1000円や1万円を捨てる勇気は(少なくとも僕には)ありませ
んので、ギリギリの額として100円なのです。
人間として小さくて申し訳ありません。
◆ お金は、消えません。
また、「お金を捨てる」=「社会の循環からドロップアウトさせる」というの
が罪悪感につながる人もいるかもしれません。
しかし。
そのお金、きっと誰かが拾います。
お金に困った方が生活の足しにするかもしれません。
そういう意味で、募金と同じです。
もしくは小さな子供が拾って、
「わーい! これで好きな絵本を買えるよ、ママ!」
「良かったわねぇ」
なんてドラマが展開されるかもしれません。
「おまわりさんに届けるね、ボク!」
「あら、いいコね」
なんて風に話が進むかもしれません。
いずれにしても、ほのぼのドラマです。
そう考えると、お金はいつか確実に循環されるのです。
だから、罪悪感を抱く必要はありません。
とはいえ罪悪感がまったくないと、それはそれで行動につながりませんので、
多少の罪悪感はあってもOKです。
◆ 捨てられなくても…?
逆に言えば、「お金さえ捨てればやることができる」と思うと、少しだけ気持
ちが落ち着くのではないでしょうか。
たとえ撃たなくても、護身用のピストルを持っていると、なんだか強くなった
ような気持ちになるのと同じかもしれません。
また「100円すらもかけることができない」のなら、あなたのその行動や夢は、
あなたにとって100円の価値すらもない、そこまで強く願っていたものでもな
い、ということになります。
であれば、気持ちの切り替えもできるのではないでしょうか。
「やりたいなぁ…。でも、やれないなぁ…」
なんて、あいまいな気持ちのままポヤッとしているより、ずっとずっと前に進
むことができるはずです。
どうか覚えておいてくださいね。
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◆ 今回のまとめ。
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○ 何か「どうしてもやりたい!」と思ったときは、「100円を捨てる」こと。
○ それすらできないなら、それは100円の価値もない夢だったということ。
これこそがセクシーメソッド『百物語』!
たった100円。
それだけで、あなたの物語はいくらでも始まっていくんですよ。
◆ さいごに。
詩人であるダゴールは、こんな言葉を残しました。
『 花は、花びらの全部を失うことで、果実を残す。 』
お金は確かに大切なものでしょう。
あなたが積み上げてきたものは、確かに大事なものでしょう。
でも、それよりもっと重要なのは、今この瞬間のあなたの気持ちなんです。
それをきちんと受け入れて、行動にしてくださいね。
(完)
そしてここからウラ話です。
思うに「神社へのお賽銭」というのは、その意味もあったのかもしれません。
願いをかなえるために、お金をかけた。
だから、願いのために、行動しないと。
このような心理で成り立っていたのではないでしょうか。
しかしただ単に、「これで、神様がその夢をかなえてくれるかも」と考えてしまう人も多いもの。
その場合、「取引」や「買い物」として認識してしまっています。
これでは不協和は生まれません。
「だから行動しないでも大丈夫」という言い訳にさえなります。
すなわち、あなたがそういうタイプの人の場合。
お賽銭として払うなら、路上に捨てた方が、自分の夢のために、ずっとずっと有効なのです。
ちなみに、この100円ですが。
やはり本人にとって「抵抗のある額」でないと意味がありません。
実際、ビルゲイツの時給は1250万円だそうです。
普通の方の時給がとりあえず800円だとすると、100円はその8分の1。
すなわちビルゲイツにとっては、150万円くらいになります。
………。
ビルゲイツにこの方法を教えて、そのそばで待機したい。
そんなことをエンドレスで考える自分自身に切なさを覚えつつも、ここまで遊びに来てくださって、本当にありがとうございました。
10月18日大阪でオフを開催します。
興味ある方はこちらから。
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