オンラインゲームの罠。~ユキちゃんの結末



あのときの、ユキちゃんの切ない末路が分かりますか。

こんばんは。ゆうきゆうです。

さてあなたは、以前に僕が「エミル・クロニクル・オンライン」というゲームをプレイした話を覚えていますでしょうか。

興味ある方はこちらから。続きは下の方の「次の記事」から読めます。

ひと言で言いますと、僕が女の子キャラクタを使って、オンラインゲームをプレイした、という話です。

そのときの、僕の使っていたキャラクタがこちらです。

 (青いのはモンスターです)

………。

うん。違うんです!
こういう趣味なワケじゃ、ないんです!
メイド服が、初期装備の中で、なぜか一番強いんです!
明らかに設定がおかしいんです!
僕の趣味なんてのは、まったくもってぜんぜん反映されてない…

あぁ僕の趣味ですよ!(←開き直り) 

………。

とにかくそんなキャラクタでした。

名前は「ユキ」ちゃんです。

はい。本当に申し訳ありません。

さてこのオンラインゲーム、そのときはものすごくハマったのですが、ただまぁ、自分自身、
熱しやすく冷めやすい人間でもありますので、しばらくずっとログインしていませんでした。

そんなときです。

マヤ「やってないなら、私もやってみたい!」

ユウ「………」

マヤ「でも、最初からやるのは面倒くさい」

ユウ「………」

マヤ先生がそうおっしゃいましたので、それをお断りすることのできない僕は、先生に
ソフトをお貸ししました。

実際に自分自身、まったくやっていませんでしたので、まぁ、何が起こっても大丈夫かな、という
安心のもとに。

それが、一番の失敗だったかもしれません。

マヤ「面白かったけど、もう飽きた」

ユウ「………」

1ヶ月後、とてもシンプルな感想と一緒に、ソフトが帰ってきました。

微妙に胸騒ぎのした自分は、試しにログインしてみました。

ユウ「………」

こちらが、一ヶ月前までのユキちゃんです。

そしてこちらが、一ヶ月後のユキちゃんです。

一ヶ月で、何があった。

使用前

使用後 

なんか「スプーン一杯で驚きの黒さに!」というコピーが浮かびました。

自分でも意味が分かりません。

 

とりあえず、ゲーム上のお友達である、なまずさんに話しかけました。

ユキ「………」

なまず「………」

今まですごく仲のいいお友達だったのに、何も話してくれませんでした。

たとえるなら、しばらく会わなかった友達が、突然に整形していたときみたいなリアクションです。

とりあえず、元の姿に着替えることにしました。

ユキ「…こんにちは」

なまず「…あ、あぁ…」

一応、会話してくれました。

しかし、様子が少しおかしい感じがしました。

ユキ「………」

なまず「………」

沈黙の後、彼は、こう言ったのです。

なまず「この前は、逆らって本当にすみませんでした」

 

何があったんだ、一体。

というかそもそも、今まではタメ口で話し合う友達関係だったはずなのに、
いつのまにか上下関係ができているようでした。

僕は無言で彼から離れると、メッセージ箱を見ました。

すると、

「また叱ってください」
「新しいレアアイテムを渡したいです」
「また僕の戦利品を横取りしてください」

など、明らかにM属性と思われる人からのメッセージがたくさん入っていました。

 

 

この一ヶ月で何があったのかは、完全に闇のままですが、

おぼろげに想像がついた気がしました。

 

僕はそのまま、無言でログオフしました。

オンラインゲームって、恐ろしい。

そんな感想を抱きつつ、みなさま今後ともよろしくお願いいたします。