悩み相談「貢ぎ癖を治したいです。」

ご相談したいことは、貢ぎ癖についてなんです。

小さいころから好きな人ができると、金額の大小関係なく貢いでしまう癖があり、大人になった今もその癖が治らないのです。
もちろん相手から求められるようなことは一切なく、逆に(歴代すべての)彼から、「もらいすぎてひけめを感じる」と言われる始末。

日常生活や貯金にひびく金額では決してないのですが、もらってばかりというのもあまり良い気がしないものですよね。
どうにかして治したいのです。アドバイスをいただけると嬉しいです。  

 【ゆうきゆうの回答】

貢ぎグセがある。

周囲にそういう男の友人はたくさんいますが、女性でそういうのは非常に珍しい。
ぜひ僕にも何かください。

あまりに女性に何かをもらった記憶がないので、消しゴムの切れ端とかでも大喜びです。

さて、心理学では「好意の返報性」というものがあります。

好意には好意が返ってくる、という心理のことですね。
たとえば男性が好きな女性にプレゼントをあげたり、誉めたり、高級レストランに連れて行ったりするのも、すべて「同じだけの好意が返ってくる」ことを期待しているからです。
 
しかし、あまりにそれが強すぎるのも問題。

 特に、
「どうしてこの相手はこんなに色々とくれるんだろう?」 
⇒「それは、自分の方がそれだけ魅力が高いからだ! そのバランスを埋めるために、この人はこんなに尽くしてくれるんだ」

と考えられてしまう危険もあります。
切なすぎです。

特に女性から男性に何かを渡すのは、男性から女性に何かを渡すのに比べて、あまり一般的ではありません。

そのため、相手の男性は、より濃厚にその気持ちを抱いてしまうかもしれません。

とはいえ、「何かをプレゼントしたい!」という気持ちも分かります。

あなたの場合、「好意の返報性」以前に、「相手への好きな気持ちを、どうにかして伝えたい!」という思いがあるわけですよね。

大切なのは、その気持ちを、「自分にしかできないもの」で表現すること。

たとえば「誉め言葉」なんてベストです。 
相手はすごく嬉しく感じ、なおかつプレゼントのように重荷のあるものでもないので、純粋に喜びだけを感じられるでしょう。

また「手料理」「手作りクッキー」などでもOKです。 
相手は感激するでしょうし、同じく重荷はないので、やはり幸せな記憶だけ得られるはずです。 
どうか覚えておいてくださいね。何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ちなみに。 あなたは「おっ○いチョコ」というものをご存じでしょうか。 
そういう形をしたチョコレートです。ここまで同レベルのことを色々と話しながら、あえてそこだけ伏せ字にする意味がまったくないんですが、とにかくそんなチョコです。 

実際にある本に、「相手をセクシーな気分にさせると、深い関係になれる」と書いてありました。
 さらに「好意の返報性」。

僕はこれらの事実から、そのチョコを好きな女の子にプレゼントしたことがあります。 
言うまでもなく、次の連絡はありませんでした。

好意の返報性というより、行為の変態性でした。

あらゆる意味で切なくなりつつも、あなたの幸せを心より願っております。


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