メンタルクリニックを開業する精神科医5。
メンタルクリニックの開業を目指す僕。
秋葉原をあきらめた僕が、たどりついた場所とは!?
こんばんは。ゆうきゆうです。
最近、「必勝! 男のための恋愛の法則」というような本を読んでいたら、
こんな内容がありました。
「『いい○ッパイしてるね』などと、下品な言葉でほめられると、眠っていたメスの本能が目覚める」
メスの本能が目覚めるのとセクハラで訴えられるのと、
どっちが先だろうと思いました。
この作者さんが本当に試したことがあるのか、心から聞いてみたい。
………。
それはそれとして、メンタルクリニック開業のお話です。
秋葉原での開業を考えていた僕は、秋葉原の物件の少なさを知って愕然としました。
マヤ「ていうか、秋葉原が好きって言ってたけど、他には好きな駅って、ないの?」
ユウ「僕の、他に好きな駅………」
マヤ「考えておきなさい」
ユウ「………」
マヤ「すすきの以外でね」
すすきので開業するつもりはありませんから。
僕はその日の晩、ひたすら考えました。
そして、次の日。
マヤ「考えたの?」
リオ「考えたのか?」
僕とマヤ先生、リオ先生は、昼食のテーブルを囲んでいました。
先生たちの質問にたいして、僕は答えました。
ユウ「まだ、迷ってるんです」
リオ「なるほど…。そんなときに大切なのは、絞ることだ」
ユウ「絞る?」
マヤ「そうね。まずは準決勝を行って、選択肢を狭めるの」
ユウ「なるほど…」
リオ「三択に絞ったら、どうなる?」
ユウ「三択なら…」
マヤ「二択でもいいわよ」
ユウ「二択…」
リオ「いや、一択でもいい」
それ、一人で決めてるのと同じですよね。
何ら相談の意味、ないですよね。
ユウ「………とりあえず、三択でいいですか」
リオ「………まぁ、しかたない」
僕は考えた上で、言いました。
僕が好きで、ずっといても疲れない街。
そうなると、三択です。
ユウ「まずは、池袋です」
リオ「………」
マヤ「………」
ユウ「あの…」
リオ「ポンド・バッグか」
え、何で英語にしたんですか。
マヤ「ポンド・バッグね」
それって共有される言葉なんですか。
リオ「二番目は?」
ユウ「あとは、新宿でしょうか」
リオ「ニュー・ホテルだな」
だから何で英語にするんですか。
ていうかニュー・ホテルって呼んだ瞬間、
場末の安ホテルみたいで、ものすごくダサくなるんですけども。
マヤ「違うわ。カブキ・タウンよ」
歌舞伎町限定にしないでください。
僕は心からそう叫びたくなりました。
リオ「………待てよ!」
マヤ「なに!?」
リオ「この流れで行くと」
マヤ「行くと?」
ユウ「………?」
リオ「銀座は、シルバー・シートだぞ!?」
マヤ「あああっ! ホントだ!」
心から、どうでもいいです。
リオ「三つ目は?」
マヤ「えぇ。三つ目は? シルバー・シート?」
違います。
ユウ「三つ目は…」
リオ「あぁ」
マヤ「うん」
ユウ「上野です」
リオ「上野!?」
マヤ「上野…」
ユウ「えぇ。昔から慣れ親しんだ場所ですし、よく行くことも多いですし、それに」
リオ「アップ・フィールドか」
あぁうん。もう、それでいいです。
マヤ「………! 待って! アップを比較級にすると?」
リオ「…? アッパー・フィールドか?」
ユウ「??」
リオ「………!」
マヤ「………」
ユウ「………」
リオ「デビッド・アッパーフィールド」
言うと思いました。
リオ「日本語に直すと、デビッド・上野だな」
突然に怪しい名前になった。
ユウ「………で、あの。僕はどこにすればいいんでしょうか」
リオ「君はまだ、分からないのか」
ユウ「は?」
マヤ「えぇ。まだ分からないの?」
ユウ「な、何がですか?」
するとリオ先生は、静かな目をして、言いました。
リオ「ここで話してるだけじゃ、何も分からないということさ」
だったら最初からそう言ってください。
僕は心から切なくなりつつ、物件を探す旅に出たのでした。
ユウはいったい、どの場所で開業することにしたのか!?
待て次号! 微妙に答えが出てますけども。
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