幸福度 = 「持っているもの」 ÷ 「   ?   」 ~幸せの公式

さてあなたは、今、幸せでしょうか?
それとも、不幸でしょうか?

実は、その答えは、単純な公式で示されたのです。

アメリカの心理学者であるDienerら(2008)は、人の「幸福度」を、こんな式で表しています。

それこそが、

  幸福度 = 「持っているもの」 ÷ 「   ?   」

あなたは、空白に入る答えが分かりますか?
 

突然ですが、オバケって、怖いですよね。

僕は子供のときにオバケがすごく怖くて、夜にトイレに行けませんでした。

大人になったら怖くなくなるだろう、と思いながら少年時代を過ごしましたが、今も変わらず怖いです。

さらに夜に一人でシャンプーしているときは、怖くて目が閉じられなくなりました。まさかの悪化。

目を閉じた瞬間、なんか後ろに来るんじゃないか、みたいな。

まぁ、オバケや幽霊って、往々にして女性なので、
「シャンプー中に来たら、それはそれで嬉しいじゃないか!」
と自分を納得させようと思うんですが、ムダでした。

恐怖感は色気に勝ることが分かりました。

そしてつい、昨日のことです。

シャンプー中に、突然しゃっくりが出ました。

しゃっくり、止まりません。
止めたい! でも、止まらない!

どうしよう…!

そんなときです。

そうだ!
ここでオバケがもし出たら、たぶん、ビックリして、しゃっくりが止まるはずだ!

そうだ! オバケ、出て!

…うん、ウソ! やっぱり出ないで!

……いや、でも出てもしゃっくり的にオッケーだし…!

………いやいや、でも待って! 怖いし、やっぱり出ないで! 

そんなジレンマと戦いながらシャンプーしてました。
自分のダメさ加減にビックリしました。しゃっくりは止まりませんでしたが。

心理学や精神医学をいくら学ぼうともオバケの恐怖心に勝てない自分に、学問の限界(自分の限界ではなく)を責任転嫁的に感じつつ、今夜もセクシー心理学の世界をお届けします。

◆ 幸福の公式。

さて、冒頭の続き。
アメリカの心理学者であるDienerら(2008)は、人の「幸福度」を、こんな式で表しています。

それこそが、

幸福度 = 持っているもの ÷ 望んでいるもの 

なのだそうです。

たとえば、ある人が5000万円持っていたとしましょう。
しかしこの人が、強く「1億円の豪邸がほしい!」と思っていたとします。

このとき、この人の幸福度は、

5000万円 ÷ 1億円 = 0.5

です。

しかしこの人が、逆に「2000万円で郊外にマンション買えれば十分だ!」と思っていたら、

5000万円 ÷ 2000万円 = 2.5

となるわけです。

他にもたとえば、「10万円」しか持っていない人であっても、
「1万円のフィギュアさえあれば幸せ!」
と考えていたら、

10万円 ÷ 1万円 = 10

もの幸せを感じているということになるのです!

恐ろしくシンプルな式ではありますが、ある意味、人の心の真実を突いていると思うのですが、いかがでしょうか。

幸せは「持っているもの」だけで規定されるのではありません。

「望んでいるもの」の大きさも、同じくらい重要なのです。

吾唯知足(われ、ただ、たるをしる)という言葉があります。
「足りる」と思うことの重要性を説いた言葉です。

どんなにイイものを持っていても、欲望や野望が大きすぎると、決して幸せを感じられません。

逆に、大きなものを望みすぎなければ、ある程度の富や成功で満足し、幸せを得ることができるわけです。

誰もがうっすらと感じていることを「公式」として表した時点で、非常に面白いと思います。

◆ 理想が高いほど…?

これは恋愛でも同じです。

理想が高すぎると、どんなにいい相手とつきあえたり結婚したりしても、決し
て幸せは感じられません。

逆に、ハタから見たら「どうしてあんな人と…?」という相手であっても、本
人が不思議なほど幸せそうにしていることも、多々あります。

結局、「得た相手」だけではなく、「求める相手や理想像」によっても、幸せ
は規定されるわけです。

◆ 不幸は、求めるものが原因だった。

すなわちあなたが「不幸」に感じていたとしても。

決して、

「私は少ししか得ていないから」
「私はたいしたことを成し遂げてないから」
「私は絶対的に持っているものが少ないんだ」

なんて思う必要はないのです。

そうではなく、

「ただ、求めているものが大きすぎるんだ」

と考えてみること。

こう思うだけで、不幸な気持ちに、ちょっとだけ別の見方ができるのではない
でしょうか。

◆ 小さな小さな、幸せを。

いえ、だからといって、理想を縮小しろ、ガマンしろ、なんて言いません。

強い理想、大きな欲望があるからこそ、「得ているもの」も増える可能性があ
るわけですし。

とにかく「求めるもの」は、そのままでいいのです。

ただ、その大きな理想と共に、「ちっちゃな幸せ」も、強く意識しておくこと。

子供の笑顔を見られれば幸せ。
恋人と笑い会えれば幸せ。
抱き合うと幸せ。
おいしいご飯を食べられれば幸せ。

内容は何でも構いません。

「理想」や「夢」というモノサシとは別に、本当に小さな基準を持っておくの
です。

ある意味、ダブル・スタンダードです。

でも、それはそれで、あなたの求めるモノであることに、変わりありません。

理想や夢と、今の自分を比較して疲れてしまったときは、とにかく「これさえ
あれば、プチ幸せだな」というものを思い出すこと。

それだけでも、十分に、「あ、自分って幸せだったんだ。それに、それ以上に
たくさんのモノを持ってるんだなぁ」と思えるはずです。

どうか試してみてくださいね。

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◆ 今回のまとめ。
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○ 幸福度 = 持っているもの ÷ 望んでいるもの 

○ あなたが不幸に感じているときは、「持っているものが小さいんだ」と思
うのをやめて、「望んでいるものが大きいのでは?」と考えてみること。

○ その上で、「大きな理想」の他に、「小さな幸せ」を認識しておくこと。

というわけで、いかがでしたでしょうか。

何かを求めることは、確かに大切なことです。

しかし、忘れないでください。
あなたが今、手にしているものの価値を。

それを失ってから気がついても、遅いんですよ。

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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