早く、いって。 バレにくいウソのつきかた。

昨日は恋人に内緒で合コンに行ったあなた。
「昨日の夜、どこ行ってた?」という質問にたいして、何て答える?

A「カラオケ」
B「家で寝てた」
C「飲み会」
D「お仕事」
E「パックンマックン」

この答えで、あなたのウソ能力が分かります。

  

今夜もメルマガから、こんな話を。

 

まず今回から読んでくださったあなた、本当にありがとうございます。

あらためまして、はじめまして!
ゆうきゆう、18歳。都内で家政学について学ぶ女子大生です!

趣味は天井のシミを数えること。特技は光合成とエラ呼吸。
血液型はO型Rhプラスアルファ、動物占いではミトコンドリア。
好きな徳川将軍は綱吉、好きな野口は英世です!

………。

瞬時に去られたらどうしようと思いつつも、今夜もセクシーの世界をお届けいたします。

今夜はこの流れで「バレないウソのつきかた」です。

◆ 時間が、短いほど。

実はアメリカの心理学者であるクラート(1980)は、こんな調査を行いました。

彼は、

A「質問にたいして、すぐに答える」
B「質問にたいして、少し時間をおいて答える」

などのパターンで返答を行わせた場合に、どんなときにその答えが信じられるかを調べました。

その結果、BよりもAの方がずっと「答えが本当である」と思われることが多かったのです。

すなわち彼の結論は、

「返答までの時間が短い方が、話の信憑性はアップする」

ということ。

実際に想像してみてください。

女性「昨日の夜、何してたの?」

男性「カラオケ行ってた」

女性「誰と?」

男性「同僚のスズキたちと」

女性「どんな歌、歌ったの?」

男性「色々歌ったよ」

このようなやりとりなら、真実っぽいでしょう。

しかし、

女性「昨日の夜、何してたの?」

男性「え!? ………カラオケ行ってた」

女性「誰と?」

男性「………ど、同僚のスズキたちと」

女性「どんな歌、歌ったの?」

男性「……………せ、世界が100人の村だったら」

女性「………」

男性「………」

女性「『世界に一つだけの花』?」

男性「…う、うん。それ」

 

こうなると、明らかにウソっぽいです。

実際にウソは、「現実ではない」わけで、それゆえに「考える」という作業が必要です。
特に「つじつまの合う話」や「真実っぽい話」などを考えようとするため、より面倒な作業になります。

ですので答えるのに時間がかかり、相手に「ウソっぽい」と感じさせてしまうわけです。

特に、

女性「昨日の夜、何してたの?」

男性「…え、な、何で?」

などのような「質問返し」は、まさに「時間稼ぎ」以外の何者でもないため、さらにウソっぽくなります。気をつけましょう。

◆ あなたの答えは…?

すなわち冒頭のクエスチョン。

答えの内容よりも重要なのは、「時間」です。

「俺だったらAかな」
「私はBを選ぶ!」

と即答できるなら、あなたはウソが得意な人。

「うーん、Bかなぁ…。いや、Cの方がいいかな…。いやでも…」

と迷ってしまったのなら、あなたはウソが苦手な人です。
まぁ、苦手な人の方がいいかもしれないですけども。

ちなみに、E「パックンマックン」を選んだ人は、ウソが得意とか以前に人として危険です。
気をつけましょう。

◆ 用意をすれば、信憑性が。

ですので「ウソだと思われたくない!」と思うのなら、とにかく「早く!」を心がけること。

そのためには「用意をしておく」ことが重要です。

「どこ?」「いつ?」「なんで?」

など、あらゆる質問を想定して、答えを用意しておくことです。
そうすれば、その場で考えるより早く答えられるわけで、ウソっぽいイメージがなくなるはずです。

もちろん今回の話は、ウソのテク伝授ではありません。

これは、あなたが本当のことを話すときにこそ、気をつけていただきたいこと。

本当のことでも、答えにうろたえたりするだけで、相手は「ウソっぽい」と感じてしまうわけです。

普段の会話はもちろん、プレゼンや発表などでも、可能な限り、出る質問を想定しておきましょう。

それだけであなたの話の真実味はずっとアップします。

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◆ 今回のまとめ。
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○ とにかく質問には即答すること。

○ ウソだろうがホントだろうが、それだけで言葉の信憑性は上がる!

○ よって常に返答を用意しておくことも大切。

 

というわけで、いかがでしたでしょうか。

ただ言うまでもありませんが、「用意しすぎる」のも問題です。

女性「昨日の夜、何してたの?」

男性「はいっ! カラオケに行ってました! 一緒の仲間はもちろん同僚のスズキだよ! 歌った曲は、順番に、キューティハニー、涙そうそう、もらい泣きで、かかった料金はちょうど2000円!」

これはこれでウソっぽすぎます。

気をつけましょう。

何ごともバランスが大切という無難な結論で締めながら、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。