ルパン三世から学ぶ、ビジネスで一番大切なこと。

こんばんは。ゆうきゆうです。
本日は、自分の大好きなマンガ「ルパン三世」から、ビジネスでもっとも大切な話をお届けします。
 

あらためましてこんばんは。

というわけで、今夜ご紹介するのは、ルパン三世から、こんな話です。

 

タイトルは、「町おこし金庫は永遠に・・・」という。

タイトルの「永遠に」が意外に奥深い意味を持ってます。

 

今回の舞台は、こんな町から始まります。

その町には小さな山があり、その頂上には、大きな金庫が立っています。

 

 

その金庫を狙ってきた泥棒が、山に仕掛けられていたワナにかかって、命を落としてしまいます。

 

そのワナについて解説する老人。

この町は、その金庫と、それを狙って命を落とす泥棒を見学するために、
常に多くの観光客が訪れています。

 

そこに登場したのが、我らがルパン三世。
「あの金庫の中って、ホントに黄金がつまってんの?」
という唐突な質問をします。

 

彼は酒場に入り、金庫の由来を聞きました。

 

フィルという伝説の盗賊が、この町に遺産を残した。

そして突然あらわれたあの金庫の中に、その遺産が眠っている…と、酒場の女主人が教えてくれました。
また盗賊フィルの口癖が「ラム酒をあびれば俺はいつだって生きかえる」ということも教えてくれたのです。

 

その話を聞き、さらに財宝を狙う意欲を高めるルパン。

しかし女主人はそれを見て不敵に笑います。

 

そしてルパンはある作戦を立てます。

 

ここでは詳細は明かしませんが、ある方法で、ルパンは金庫の前までたどりつきます。

 

実は、ワナを仕掛けてまで、金庫に泥棒を近づけなかったのは、町の人たち。

ルパンはそれに気がつき、金庫を開けさせるように言いました。

 

すると、金庫を開けて出てきたのは、ボロボロの古着が、たった一枚。

 

町の人たちは、そもそも同じくフィルの遺産を探していました。

しかしそれが古着一枚だったと発見します。

そのため、「金庫に財宝がある」という触れ込みで、観光客を集めて荒稼ぎをしていた…というわけです。

 

ルパンはその話を聞き、「誰にも言わない」と約束します。

しかし、古着はもらっていきました。

 

町の人たちは、「あぁ、良かった」とばかりに、再びいつもの生活に戻りました。

 

そして場所はかわって、ルパン三世。

彼は先ほど聞いたセリフをもとに、古着にラム酒をかけます。

すると…。

 

地図が!

 

そして本物の財宝を手に入れた…

というわけです。

 

さてこの話、いかがでしたでしょうか?

 

まぁ、すごくシンプルな感想としては、「あぁ、ルパンはすごいなぁ」でしょうか。

 

一般人たちがまったく気づかなかった、フィルの財宝のありか。
古着とラム酒という、最大の手がかりが目の前にそろっていたにも関わらず、それに気がつかず、
別の仕事に精を出してしまう。
そしてルパンに横取りされてしまう…。

そんな一般人の滑稽さと、ルパンの天才さ。

この対比こそが、この話の、とりあえず一番分かりやすい解釈かもしれません。

 

しかし。

僕はそれ以上に。

「町の人が、金庫を利用して、多くの観光客を集めて金を稼いでいた」

という方が、より重要で、スゴイことではないかと思います。

もちろん天才でないため、彼らは、財宝のありかは分かりませんでした。

しかしそれでも、知恵を絞って、ビジネスにした。

極端な話、財宝は、使い切ってしまえば、なくなってしまいます。
でもこのビジネスは、続ける限り、永遠にお金が入ってきます。

すると総額で、上回る儲けをたたき出す可能性だってありえます。

「魚を与えるより魚を釣る方法を教えよ」という言葉がありますが、それに近いかもしれません。

すなわち、「町の人たちのたくましさ」こそが、何よりも大切なポイントなのではないかと思います。

 

まぁ、この町の人たちのビジネス自体は、宝くじに近いと言いますか。
…いえ、当たりが存在しないわけで詐欺に近い上に泥棒をワナで殺してますので、
決して「そのままマネしろ」というわけではないんですが。

それでも、考え方としては、すごく重要で、とてもとても大切なことだと思います。

「財宝を得たい!」と思って頑張って、それでも「財宝がなかった…」というとき。
「自分は天才ではないからダメなんだ」みたいな言葉で終わらせるのではなく…。
それを利用して、とにかく知恵を絞って、ビジネスにする。
 
そういう「石にかじりついても」という発想は、「天才のひらめき」より、ずっと素晴らしいことだと思います。

たとえば「大金持ちになるための秘訣」というような本がありますよね。
色々な大金持ちや成功者に取材をして、その秘訣を本にしているわけです。

この本がすごく売れつづければ、結果的に大金持ちになることもあるでしょう。

モテたくて頑張っても、まったくモテない。
そんなときに開き直って、モテないネタを話せば、かえってそれがウケて、好いてもらえるかもしれません。(保証はできません)

もしくは好きな人へのかなわぬ思いなどを小説にして人気が出れば、別の魅力的な人が振り向いてくれる可能性だってあります。

 

いえ、具体的な例がこのくらいで恐縮なのですが、とにかく重要なのは「姿勢」です。

「何かが達成できない」ときに、「それを利用して、何かをしてやる!」と考えるのは、実は「最初の目標そのもの」よりもずっと大切なこと。

それだけが伝われば、僕としては幸せいっぱいです。

 

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◆ 今回のまとめ。
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○ 何かを得られないことでショックを受けるな!

○ その体験やできごとを利用して別方向から成功する方法だってある!

○ そしてそれは、より大きな成果につながる可能性だってある!

 

というわけで。
個人的にそんなことをこのマンガを読みつつ思ったのですが、あなたはどう思いますでしょうか?

何か少 しでも参考になることがあれば幸いです。

 

ちなみに自分はバストへの叶えられない情熱と欲求を、バストネタにすることによって頑張ってるんですが。
やればやるほど、バストから離れていってる気がします。

しかし今の状況はこれはこれで楽しいのである意味満足です。

人として色々と間違ってる気がしつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

 

ちなみにこの話が載ってるのは、この巻です。

ルパン三世は、色々な漫画家さんが描いてるんですが。

中でもこの話が収録されている、山上正月さんが描いた「ルパン三世Y」は激しく面白いです。

エピソードのすべてが計算されつくして終結するような。

ルパン三世はたまに放映するアニメしか見てない、という方も、このシリーズだけは一読の価値ありです。

 

その流れで恐縮なんですが。

その山上正月さんが描いてくださった、マヤユウリオのマンガがこちら。

不二子ちゃんなみに激しくセクシーなマヤ先生が登場してますので、よろしければ。
うん。
自分でもCMで終わってすみません。

重ねてここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 

ゆうき ゆう
海竜社
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