経験人数と、燃える愛の関係。

天秤2あなたは今までに、3人の異性とつきあったことがありました。
今、目の前にABCDの4人の異性がいます。
「何人とつきあったことがある?」
という質問に、4人はこう答えました。

A「5人」
B「3人」
C「1人だけ」
D「誰ともつきあったことがない」

さて、このとき。
あなたがもっとも「アツい恋愛」ができる相手は、いったい誰だと思いますか?

というわけで、今夜もセクシー心理学から、こんな話をお届けします。

◆ 経験人数こそが、大切。

今回は最初に、正解を言いましょう。

答えは、B「3人」なのです。

アメリカの心理学者であるガルシアら(2007)は、未婚者・既婚者含めて、106
のカップルに調査を行いました。

その結果。

「以前に付き合っていたパートナー数が近いほど、互いに相手との恋愛を『ロ
マンチックで盛り上がっている』と判断することが多い」

ということが分かりました。

分かりやすく言うなら、

「恋愛経験人数が近いほど、ロマンチックな恋愛になる」

ということです。

この「恋愛経験」というのは、文字通り、セクシャルな関係だった相手です。

しかも、結婚しているカップルの場合。

「夫と妻のあいだで、以前につきあっていた人数に大きな違いがあると、感じ
る愛の度合いや、満足度、さらに夫婦間で尽くす度合いが、大きく減っていた」

のです。

すなわち結婚・未婚関わらず、「お互いの経験人数が近いほど、愛は長続きし
て盛り上がる」というわけです。

自分的に、すんごく衝撃的なトリビアだったんですが、あなたはどう思います
でしょうか。

◆ 同じくらいが、いいのかも。

たとえば、想像してみましょう。

それこそ、女性経験がないor少ない男性。
この場合、無意識に、キレイでモテそうな女性を敬遠するのではないでしょう
か。

そういう女性に向かっていくのは、やはり、ある程度経験豊富な男性であるこ
とが多いように思えます。

もちろん、モテる女性が、奥手な男と結婚することもあるかもしれません。
しかしたいていは、「とりあえず身を固めた」という感じで、「ロマンチック
に燃え上がっている恋愛」かというと、そんなこともないはず。

これは、逆でも同じ。

言うまでもなく多くの男は、「経験のない女性」をありがたがります。

これはまぁ、男の本能ですね。

しかし必ずしも、それがうまくいくとは限りません。
やはり経験の少ない相手だと、いつの間にか退屈になってくることもあります。

そのため決して「ロマンチックな恋愛」が続かない可能性もあります。

経験の少ない男性は、経験の少ない女性。
経験の多い男性は、経験の多い女性。

この組み合わせこそが、もっとも互いの気持ちが燃える。

それをハッキリと明確な形にしたのが、この調査なのです。

◆ 知りたくなかった、その事実。

すなわち。

あなたが、「自分は恋愛経験が多い方だ」と思っていたとしましょう。

そして今、あなたに、「この人のこと、大好き!」という恋人や奥様・ダンナ
様がいたとします。

………。

その場合。
相手も同じくらい、経験豊富ということになります。

万が一、相手が、
「私、恋愛したこと、ほとんどないの…」と言ってたとしても、実は、

うん。
その先は言いません。

◆ 恋愛の先の、最大のフコウ。

でもこの調査、さらに考えてみると、ものすごく恐いことになります。

ときどき、数十人?100人など、すごくたくさんの異性とつきあったことのあ
る、という人がいます。

「それは本当につきあっていたのか」というツッコミが湧いてくるかもしれま
せんが、とにかくそれを事実だとしましょう。

すると。

その人が「本当に燃え上がる恋愛」をしたいと思った場合。

50人なら、やはり50人とつきあった異性。
100人なら、やはり100人とつきあった異性でないと、ダメということになりま
す。

しかしそんな人、数が多くなるに従って、希少になってきます。

さらに何より、「ていうか、たとえいたとしても、そんな遊んでる人はイヤ」
ということになるかもしれません。自分を棚に上げて。

もちろん、そのレベルまで行かなくても同じ。
それこそ男女とも、年を取るに従って、恋愛人数は増えてくるものでしょう。

その結果、やはり「燃える相手」も、どんどんレアになっていきます。

しかしその相手が、自分のことを選んでくれるかというと、それもまた微妙。

「私が好きになる男って、たいてい彼女がいるのよねー…」

という悩みも、ここから考えると、とても当たり前のことかもしれません。
恐いです。

◆ 矛盾する、条件。

さらに言うなら。

あなたがある程度の恋愛をこなした上で、

「もっとアツく燃えられる相手、いないかなぁ…! そんな相手とずっとつき
あいたいなぁ…」

と思うことがあるかもしれません。

そして同時に、その相手として、こんな条件を考えるかもしれません。

「経験がほとんどなくて、自分がはじめての男で、それでいて美人で…」
「モテる男は浮気するかも…。私だけしか愛してくれない男がいいな…」

しかし!

この調査からすると、あなたが燃えられる相手というのは、同じく「恋愛経験
豊富」な相手しかないのです。

すなわちその条件は、「矛盾している」のです!

あなたの経験人数を変えることはできないわけですから、どちらかは「妥協」
するしかありません。

「同じくらい経験豊富な相手とつきあって、燃え上がるけど苦労する」か、
「経験のない相手とつきあって、ちょっと退屈だけど安心する」か、です。

とはいえ「例外」は存在するかもしれません。そういう夢を求めて探し続ける
のも、一つの生き方です。頑張りましょう。

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◆ 今回のまとめ。
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○ 経験人数が同じくらいの相手と恋愛するのが、もっとも盛り上がります。

○ あなたが経験豊富なら、ないものねだりはしない方が現実的です。

○ でもまぁ、自分の信じる道を進むのが一番です。

これこそがセクシーメソッド『ライブラ・ラブ』!
天秤のように釣り合う相手こそが、もっとも燃えるのかもしれません。

◆ さいごに。

いかがでしたでしょうか。

ここまで話しておいてナンですが、実際、愛は「燃えるほどいい」というわけ
ではありません。

刺激だけを求めていると、キリがありません。

人間は、色々な体験をして、オトナになっていきます。

最初は、手をつないだだけで幸せだった。
一緒に歩いただけで、天にも昇る気持ちだった。

でもそんな気持ちを、人はいつのまにか忘れてしまいます。

「私には、もっといい人がいるはず…!」

そんな風に考えて、青い鳥を追い求めるより。

もう一度だけ、素直な気持ちで、今のデートや恋愛をかみしめてみるのも、大
切かもしれません。

そしてここからウラ話です。

さて。考えてみると。

男性がそういう行為をしているときは、女性も必ずしているはずです。男女二人セットでないとできないわけですし。
(時に「え、男だったの!?」みたいな例外はあるかもしれませんが)

そのため、男性全員の経験人数の総数と、女性全員の経験人数の総数は、同じになるはずです。

すなわちうまくハマれば、すべての人が、「ちょうど自分と経験人数が同じ異性」とカップルになれるわけです。

計算上は間違ってないはずです。たぶん。

とはいえ、時に一部への局部集中も起こりえます。
(ある男性が短期間で恋愛を繰り返したら、男性の経験人数3、そして3人の女性の経験人数が1、のような状況)
またすべての人間がまんべんなく出会えるとは限りませんので、単なる理想論に過ぎませんけども

ちなみに、はるか昔。

ある恋愛ゲームのDVDが、抗議のために割られるという事件がありました。

その理由は、「そのヒロインには、最初から別の恋人がいるという設定だった」
=「主人公がつきあえても、二番手にしかなれないから」というものでした。

………。

一人たりとも許されないんでしょうか。

気持ちが、分からないような、分かるような。

なんていうか、今回の理論を持ち出すまでもなく、とにかくそのプレイヤーの執念のすさまじさを感じました。

まだ自分は大丈夫かも、と思いこもうとしつつも、みなさまここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(少し改訂しました。すみません?。レスくださった方、本当にありがとうございます)

天秤1