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2008/09/19 ◆ ATOKと乳と立場。 恋愛を長続きさせるコツ

あなたは「ATOK」ってご存じでしょうか。

日本語変換システムなのですが、これ、異様に賢いです。

たとえば、

「ひしょかにいどう」⇒「秘書課に異動

「となりのへやにいどう」⇒「隣の部屋に移動

というように、直前の言葉によって、正しい変換を選んでくれます。
あぁ、それにつけても秘書課に異動したい。

でも、このATOKを見ていて、恐るべきことを思いつきました。

今回はそんなスタートから、恋愛を長続きさせるコツをお教えします。
 
こんばんは。ゆうきゆうです。

今夜もメルマガ「セクシー心理学」から、こんな話をお届けします。

 

 

さて、色々と賢く変換してくれるATOKを見て、僕は思いつきました。

そうだ!

「ちち」で試してみよう!

言うまでもなく、「ちち」の変換は「父」と「乳」があります。ややこしいです。

果たしてATOKは、この2つをうまく変換することができるのだろうか!?

思いついたら止まりません。

まずはこんな言葉で変換です。

「ぼくのちち」⇒「僕の父」

これは当然です。
この時点で「僕の乳」とか出たら切ないです。

でも変換キーをさらにもう一度押すと、それが出ます。
自分でも1ミリも興味のない体の部分です。

あらためて取り消しを押して、「父」を最優先の変換にします。

さて、ここからです。片っ端から変換です。

「ちちをそんけいする」⇒「父を尊敬する」

「ちちとどらいぶ」⇒「父とドライブ」

このあたりは当然です。
個人的に「乳(単独)とドライブ」というのにも興味を惹かれるのですが、それはスルーしつつ続けます。

さらに変換をしてみます。

「ちちをのむ」⇒「乳を飲む」

おおおおおおお!

ここでちゃんと「乳」で認識しました!

さすがに「父を飲む」では意味不明すぎるからでしょうか。
考えられてます! ATOK!

もっと変換を続けます。

「ちちをなぐる」⇒「父を殴る」

さすがにATOKもSMは趣味ではないようです。
SMよりは親を殴った方がマシ、みたいな発想がステキです。

さらに変換します。

「ちちをすう」⇒「乳を吸う」

おおおおおおお! 再びです!

…いや、うん。純粋に、赤ちゃんのことですよ!?
飲むのも吸うのも、赤ちゃんですよ!?

これはもう、ATOKと自分の名誉のために言っておきます。

さらに続けます。

「ちちとはなす」⇒「父と話す」

ここで再び「父」に。
さすがにバストとトーク、略してバストークはATOK的に認められないようです。危険すぎるようです。

ぜんぜん関係ないんですが、昔、僕の友人が、恋人に、

「今度、父にあいさつしてくれない?」

と言われたときに、彼女のバストに向かって「コンニチハ!」と叫んだところ、それ以来彼女と会うことは二度と無かったそうです。

泣けるエピソードを紹介したところで、さらに変換を続けます。

「ちちをしぼる」⇒「乳を搾る」

おおおおおおおお! すばらしい!

搾るといえば、乳しかない! 父親は搾れません!

…いや、うん。
搾るって、乳牛のことで(以下略)

…と、興奮冷めやらぬままに試したのですが、確実に「乳」と認識するのはそれくらいで、他の変換は、こうなりました。

「ちちとこうろんする」⇒「父と口論する」

「ちちにふれる」⇒「父に触れる」

「ちちにやさしくふれる」⇒「父に優しく触れる」

「ちちをつよくはげしくそれでいていつくしむようにふれる」
⇒「父を強く激しくそれでいて慈しむように触れる」

切ないほどに「父」づくしです。
パパ、もう帰っていいから。

………。

ATOKのスゴさを世に伝えるはずが、いつのまにか自分のバスト情熱こと、
BUSTOKの切なさを世に垂れ流してしまった気がしながら、話を続けます。

◆ 相手の立場に、立ってみよう。

さて、先ほどの変換システム。

「ちちをのむ」⇒「乳を飲む」

のような変換は、「飲むって言ったら、目的語は乳しかないよなぁ」という思考がないとできません。

ある意味、ユーザーの立場に立った思考がないと無理です。

この「相手の立場に立つ」って、ビジネスに限らず、意外に重要なことだったりします。

アメリカの心理学者であるマリアガーは、約200組のカップルを対象にして、
「どんな人間が、もっとも恋愛が長続きするか」
を調べました。

その結果。

「相手の立場にたって物事を考える力がある人」

ほど、恋愛や夫婦関係が長続きしやすいことが分かったのです。

まぁこれ、言われるまでもなく、当然かもしれません。

たとえばエンドレスで自慢を続ける人は、「聞かされる方の気持ち」をまったく考えていません。
ただ自分だけ気持ちよくなればいいと考えています。

こういう人と、ずっと一緒にいようとは思えません。

逆に、相手が何を望んでいるかを先読みして、
「はい、お茶どうぞ」
「次は何を飲みますか?」
と勧めてくれたりする人は、当然ですが、モテます。

これを続ければ、恋愛だって長続きするでしょう。

◆ うまくいかない、そのワケは。

実際にうまく行かないカップルや夫婦を見ていると、

「私の気持ち、ぜんぜん分かってくれない!」
「俺がどれだけ苦労しているか、分かってるのか!」
「私一人だけ、どんなに大変か…!」
「俺は捨てられた! 俺がどんな気持ちか分かるか!」

というように、「自分を分かってもらえていない」ということを、よく訴えます。

また当然ですが、こう自己主張する人ほど、相手を気づかう余裕なんてありません。

ダブルの意味で、よりうまく行きにくくなるわけですね。

よってとにかく大切なのは、「自己主張するより先に、相手の立場に立ってみること」です。

◆ ただ、そのまんま想像だけ。

立場に立つといっても、難しく考える必要はありません。

ただ単に、「今の自分が、相手の年齢・性別で、同じ服を着て、同じポーズをしていたら?」と考えるだけです。

たとえばご主人が仕事から帰ってきたときに、こう考えてみましょう。

「あぁ、私がこんな風にお腹が出た男で、さらに仕事を一日終えて、スーツを着て、家のドアをやっと開いた立場だったら…?」

そう思うと、「お疲れ様でした、くらい言われたいかも」と思えませんでしょうか。

またあなたが男性で、家に帰ってきて奥様と会ったなら、こう考えてみましょう。

「あぁ、俺が少し肌のハリがなくなってきた女で、子供の面倒を見て、なおかつ家で退屈にしている立場だったら…?」

そう考えてみると、同じく「いつもありがと、くらい言われたら嬉しいかも」と思えませんでしょうか。

これはデートでもビジネスでも同じです。

「自分が相手と同じ年齢・年収・地位で、自分のような人間を目の前にしていたら、どう対応されるのが一番嬉しいだろう?」

「私がこの男の立場で、私のような女を目の前にしていたら、どう接してもらうのが一番幸せなんだろう?」

と考えてみましょう。

また泣いたり怒鳴りたくなったら、

「私が男で、目の前の女の子に泣き出されたら、どんな感じだろう…」
「目の前の女の子に大声でキレられたら、どう感じるだろう…」

と考えてみるといいかもしれません。

まぁ、想像しすぎは疲れますので、「たまに」くらいが一番いいかもしれません。

-----------------------------------
◆ 今回のまとめ。
-----------------------------------

○ 自己主張するより先に、相手の立場を想像してみよう。

○ そうすれば、あと少しだけ優しくなれるかもしれません。

かの軍略家である孫子は、こんな言葉を残しました。

「卒いまだ親附せざるに、しかもこれを罰すれば、すなわち服せず」

訳すなら、

「兵士たちがまだ指揮官に親しみを抱いていないうちから罰してしまうと、決して心服することはない」

という意味です。

何より先に、親しみ。
他のことより先に、相手への気遣いが必要なのです。

ただ「ありがとう」のひと言で、構いません。

自己主張。命令。要求。ワガママ。

これらより、もっとずっと先に、伝える言葉があるはずですよ。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。







2008/09/19 by ゆうきゆう 心理学 | 28 コメントあります。 »

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28 コメントです。

  1. まちる さんのコメント 

    いつも楽しく読ませていただいてます。

    今日はいつもよりも激しく笑わせていただきました。

    後半もためになります。

    これからもよろしくお願いします。

  2. ダーツ さんのコメント 

    メールマガジンが届きませんでした・・・。

    ・・・。

    今回多用しすぎなのでは?と少し思いました。

  3. 匿名 さんのコメント 

    >切ないほどに「父」づくしです。

    秋にちなんで「ちち」づくし。
    たかが乳、されど乳。

  4. よしき さんのコメント 

    >たとえばエンドレスで自慢を続ける人は、「聞かされる方の気持ち」をまったく考えていません。
    ただ自分だけ気持ちよくなればいいと考えています。

    これって、ゆう先生にも当てはまりますよね。

    エンドレスで乳ネタを続ける人は、「(乳ネタを)聞かされる方の気持ち」をまったく考えていません。
    ただ自分だけ気持ちよくなればいいと考えています。

    …いかがでしょう??

    こちらは上手くまとめていますが、メルマガの前半は趣味に走ってましたね(笑)。

    それもこれも、読者との距離を縮めるためのゆう先生の心理学的な作戦なのでしょうか?それとも??

  5. 匿名 さんのコメント 

    「僕の乳」

    僕っ子なのですね、わかります。

  6. クリーム さんのコメント 

    久々の乳ネタ。爆乳してますね。なんのことだか?思い切りはじけてください。
    すれすれのところが良いです。柔らかく生きましょう。

  7. mon さんのコメント 

    最近まともな締めですね。

  8. ねこ さんのコメント 

    「ちちをつよくはげしくそれでいていつくしむようにふれる」

    こんな文章を変換してみようと思うゆう先生の遊び心がスキです! でも自分の彼氏がこのような文章をパソコンに打ち込んでいるところを見つけてしまったら微妙かも。(笑)

    後半のお話はとてもステキです。自分ももちろんですが、たくさんの人がそう考えてくれたら、平和な家庭(カップル)が増えそうですよね。気をつけたいと思います。

  9. 釣り具 さんのコメント 

    いつも興味深く読ませて頂いております。
    今回の、「相手の立場を考える」というお話を読んで、このページの最後の方で紹介されている手法を思い出しました:
    http://www.kenwilber.com/blog/show/467
    名付けて「3-2-1 process」。
    先ず、対象となる人や物の特徴(容姿や声など)を描写してみる(三人称)。
    次に、その人や物が自分の目の前にいると想像し、それに向かって質問したり、自分の気持ちを伝えたりする(二人称)。
    最後に、自分がその人や物になったと想像し、その立場から発言してみる(一人称)。

  10. 匿名 さんのコメント 

    お友達もバスト星人なんですねw

  11. 匿名 さんのコメント 

    >>ぜんぜん関係ないんですが、昔、僕の友人が、恋人に、

    「今度、父にあいさつしてくれない?」

    と言われたときに、彼女のバストに向かって「コンニチハ!」と叫んだところ、それ以来彼女と会うことは二度と無かったそうです。

    爆笑です!そして今回のテーマと相反しますね。

    僕は相手を気遣っていると思ってたのですが、知人には尻にしかれていると言われてしまいました…。

    ところで、孫子とならぶ兵法家呉子は、
    部下の足にできものができると、できものの膿を呉子自身が吸い出したそうです。こうすることで部下は心服し、戦争では命を賭して戦ったそうです。少し話がずれているかもしれませんが、相手を気遣うという点では同じだと思います。

  12. 0川 さんのコメント 

    あはは、あたしもATOK使ってるよ(ちょっと旧バージョン)。
    「乳を吸う」を変換した後に
    「ちちをつよくはげしくそれでいていつくしむようにふれる」を入れると
    「乳を強く・・・」となりました。何事も手順ってのが大切よ。強く激しくそれでいて慈しむように触れるのは吸った後にしてねっ。

    恋愛とは関係なくて一般的な話なんですが、自己主張が強いと言えば、大陸育ちの外国人の中にも。。。主張しないと埋もれてしまうと思ってるのかなぁ。あたしが孫子の話をしても聞いてくれそうもないし。そういう人たちを日本のペースになじませるなにかよい心理学ありませんか。

  13. 11 番さんへ さんのコメント 

    兵法家の呉子(呉起)の話ですがこれはまだ少し奥があります。或る若い兵士が怪我をしていたので呉起が近づいて手当てをしようとしたところ、母親が走り出て呉起をとどめて言いました。『息子に近寄らないでください。この子の父親は怪我をしてあなたに膿を吸ってもらって感激し、前の戦争で名誉の戦死をしてしまいました。だからまた息子にそんなことをされたらこの子も死んでしまいます。どうか私の息子に近づかないで』
    このような親しみや行為をその効果を知っていてわざと使うのは卑怯だと言っているのですが、呉起にしてもそこまで
    考えていたかどうか。やはり無心の好意が一番大切なようです。そのような無心の親切さや好意が多くの人生ドラマを生んでいくのですね。

  14. 表と裏 さんのコメント 

    恋愛を長続きさせたいときには
    今回のゆう先生の言葉を思い出します。
    素早く縁を切りたいときにも役立つかも。
    ふっふっふ。
    いやいや、嘘ですよ嘘(笑)

  15. かん さんのコメント 

    IME2002だと

     ちちをなめる
       ↓
     乳をなめる

     ちちをなめまわす
       ↓
     父を嘗め回す

    しつこいのはキライなのかな。
    でも、

     ちちをにぎる
       ↓
     乳を握る

    ハードなのはキライじゃない様子。

  16. 匿名 さんのコメント 

    うちのIME2007でやってみました。

    いきなり「僕の乳」が出てきたので(なんで?)「僕の父」に変換しなおしました。

    以降、順番に
    「父を尊敬する」
    「父とドライブ」
    「乳を飲む」
    「父を殴る」
    「乳を吸う」
    「父と話す」
    「乳を搾る」
    「父と口論する」
    「父に触れる」
    「父に優しく触れる」
    「乳を強く激しくそれでいて慈しむように触れる」

    IME的には、触れ方にかなり高度なテクニックが要求されるみたいです……。

  17. ゆみ さんのコメント 

    いつも楽しく拝見させていただいてます。

    話の中で、ときどき異国の心理学者の実験などが出てきますが、
    学校の心理学の授業ではあまり見かけないような名前の学者ばかりなので、
    おもしろい学者さんがいるものだなぁと思いました。

    相手の立場に立って考えても、つい自分が規準で相手の立場になってしまうので、

    相手がメールを待っていたとしても
    「お疲れ様」
    を毎回メールするのはしつこいかなぁ・・・とか、もう寝てるかなぁ・・・とか、

    深く考えすぎてしまいます。

  18. 匿名 さんのコメント 

    >と言われたときに、彼女のバストに向かって「コンニチハ!」と叫んだところ、

    彼女のリアクションが
    プっと吹き出し(笑)ながら
    座布団一枚って返してくれたらなー、ちょいと嬉しかったかったかも、極上カップルじゃんと思うわたしはダメダメなのか・・・

  19.   さんのコメント 

    相手の立場にたって我慢しないといけないって続けているうちに
    ものすごい心に穴があいていたのに気がついた今です

    ひせくりたい

  20. さんのコメント 

    ATOKで「ちちをもむ」で変換したら「父を揉む」になりました
    肩でも揉んであげてるのかな?
    「○のちち」だと山羊や牛では乳になったのですが、猫や犬だと父でした。
    ゆう先生には、全てのちちの前に「お」をつけて変換することをお勧めします

  21. ジキル さんのコメント 

    いつもより論理展開までが長かったですね。乳乳乳ち

  22. KAKERU さんのコメント 

    「父を搾る」だったら、何か弱みでも握っているのかなと……

    で、ドラゴンボール世代としてはチチを思い出しますね。

  23. 匿名 さんのコメント 

    >>11番さん

    僕も最初呉起について詳しく書こうと思ったのですが、面倒になってやめました。ところで、11さんの話は僕の知っている話と少し違います。僕の知っている話は自分の子供が呉起に足の膿を吸ってもらったことを知ってたその子の母は急に泣き出してこう言ったそうです。『先年、わたしの主人も同じように呉起将軍に膿を吸ってもらっていただきました。わたしの主人はそれに感激し、戦場では一歩も引かず討ち死にしたのでございます。わたしの息子も父親と同時に戦いましょう。あの子はどこで死ぬかと考えまして悲しくなりました。』。という話です(センソの仁:横山光輝『史記』)。参考文献が漫画で申し訳ないです。

  24. DQN吏員 さんのコメント 

    古本屋くまねこ堂さんのブログを見て
    やってきました。「父」と「乳」……
    ATOK歴18年目にして深く考えさせられ
    ました。あ、私は父も乳も好きです。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  25. あづあづ さんのコメント 

    ATOKおそるべし。
    父と乳。
    まりもっこりのもっこりパワー以来に吹きました。

  26. サファイア さんのコメント 

    >4さん

    ここでは、ゆうせんせいのお決まりを待ってる方が多いですよ(笑)
    まぁ、その意見は大いに・・ですよ^^

  27. 匿名 さんのコメント 

    >23さん
    気になったので原文を読みました。
    脚色はありますが23さんの方が原文に近いです。

    参考文献 こちらの9行目です。
    http://www.dushu.com/showbook/100233/1006969.html

  28. 匿名 さんのコメント 

    一部予測変換と学習変換をごっちゃにしてる人がいますね。
    ゆうさんは学習変換が起きないよう(ATOK製作者の意図がわかるよう)に
    しています。
    当然学習変換はATOKが「この人よく子の字を使うな」と学習する機能です。

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