あなたは若さを売りたいと思いますか?
あなたは、若さをお金で売りたいと思いますか?
今夜は、ちょっぴり自分の好きなモノの紹介です。
こんばんは。ゆうきゆうです。
僕、ときどきコンビニでマンガの立ち読みをするんです。
それで昨日は、ビックコミックスピリッツをふと読んだんですけども。
その中に、偶然にも僕の好きなマンガ家さんが掲載されていたので、つい読み入ってしまいました。
マンガ家さんの名前は、戸田誠二先生。ご自身のHPも持っていらっしゃいます。
今回掲載されていたマンガは、こんな内容でした。
あまりに良かったので、それだけのためにスピリッツを買って、ちょっとした紹介をします。
とりあえずあらすじだけ。
スキエンティア。
まぁ、タイトルは読んだあとも意味不明だったので、とりあえずスルーです。
ポイントは内容。
主人公である香織は、自殺をしようとして、「自殺」でネット検索。
その結果、「自殺願望者募集」というバイトを見つけます。
半信半疑ながらも、彼女はそこに向かいます。
そのバイトは、「四肢マヒのおばあさんに、自分の体を貸して欲しい」というものでした。
彼女の意識によって、自分の体を操作させる、というわけです。
おばあさんは働き過ぎで、今の状態になってしまいました。
彼女は香織に高額の謝礼を提示します。
「もう一回! もう一回働けたら私は納得して死ねるんだ!」
香織は、「どうせ自殺する自分だし…」と、その申し出をOKしました。
おばあさんは彼女に乗り移り、ある会社で働き始めます。
そしてバリバリ働き、そして約束の期間である一ヶ月後、会社を退職します。
退職の日。
別れ際、おばあさんは、「初恋の人と似ている」という社長にキスをします。
「………ああ、もう十分だ。もう十分…」
彼女はそう言いながら、もとの場所に帰ります。
最後に彼女は、香織に「あんたもやるんだ」と言います。
それを聞き、彼女は自殺を思いとどまり、もう一度やり直そうと思う…。
そんなストーリーです。
これ、かの藤子不二雄先生のマンガにも、同じようなストーリーがありました。
タイトルは「未来ドロボウ」。
やはり人生に悲観した若者が、老い先短い大金持ちと人生を交換する、という内容です。
このマンガと基本構造は非常に似ています。
が、両者それぞれに甲乙つけがたい内容。
藤子先生は起承転結あり、ドラマとして非常にキレイに短編としてまとめています。
戸田先生は、一つのテーマを中心において、とても熱く描ききっています。
自分は立ち読みしながら泣きました。
戸田先生のマンガは読むたびに心が洗われます。
興味ある方は、とりあえず今週(12/17週)のスピリッツの真ん中へんを立ち読みください。
さらに気になる方は、↓の書籍かWEBを。サイトですとこのあたりが読みやすいかもです。
ちなみに僕の場合ですが。
たぶんおじいさんになったら、「今の自分に戻りたいか?」という質問に、
間違いなく「イエス」と答えそうです。全財産払っても戻ると思います。可能なら。
あのじいさん(老人の自分)なら絶対にそう言う。
そして戻って今以上にバストを追求しはじめると思います。もう120%読めます。
世界がいくら変わっても自分の僕のこの情熱だけは(マイナスな意味で)変わらないことを感じつつも、
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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