メールの好感度を簡単に上げる、たった一つの心得。

アメリカの心理学者であるJarvenpaa(1999)によれば、メールにおいてもっとも大切なことは、二つあるそうです。

一つが、

「心をこめ、相手を気づかった文を書くこと」。
そしてもう一つが、

「メールを比較的●●書くこと」。

今夜は、「メールにおいて、もっともシンプルかつ究極のテクニック」をお教えします。
 

あらためましてこんばんは。ゆうきゆうです。

今夜はメールにおける、究極のテクニックをお届けします。

◆ 究極のメール奥義とは。

実は。
アメリカの心理学者であるJarvenpaa(1999)によれば、メールにおいてもっとも大切なことは、二つあるそうです。

一つが、

「心をこめ、相手を気づかった文を書くこと」。

うん。
当たり前すぎますね。

言われるまでもない、と思いますね。

しかし、もう一つが、こちらです。

「メールを比較的長く書くこと」。

そう。
「長さ」なのです。

誰もが無意識に感じていたことではありますが、あらためて断言されると、重みを持ってきませんでしょうか。

たとえば手紙を想像してください。

年賀状などでも、「あけましておめでとう」ひと言しか書いてなかったら、さびしく思えるはずです。
しかし、ハガキ一面に色々と書いていたら、少し嬉しく思えませんか?

いや「怖い」という人もいるかもしれませんが、それは「好意を抱いていない相手から好意を示されているようで怖い」と感じるからのはずです。

いずれにしても、「量は好意」なのは、確かなのです。
そしてこれは、手紙ではなく「メール」でも同じ、というわけです。

◆ 簡単に長くする方法…?

とはいえ、そう言われても、なかなか長文メールって書けません。

悪くすると、色々と考えているうちに、どんどん時間がたってしまう危険性もあります。

実際、メールでも返事でも、「早い方が相手は嬉しい」もの。

考えすぎて、時間がすぎては元も子もありません。

ですのでここでは、とてもシンプルな方法をお教えします。

たとえば、あなたがこんなメールを送ったとしましょう。

———————————–
ユミさん、こんにちは!
先日は本当にありがとうございました!

お会いできて、とてもとても嬉しかったです!
時間もあっという間でした。
今度はぜひ僕のオススメのお店に遊びに行きましょう~!

それでは、失礼しますー!

追伸…あのとき話した、好きなバンド「バス・トニー・カギール」のCD、今度貸しますね!
———————————–

メール文面は適当に書きました。
このあたりへのツッコミはとりあえず心の底へとどめてください。

さて、これにたいする返信が、

———————————–
ユミです。
こちらこそありがとうございました。
はい、また機会ありましたら。
では、失礼しますー。
———————————–

だけだったら、もう泣けてきませんでしょうか。

えー!
僕のオススメの店については!?
ていうかCDは!?

というような気持ちになるはずです。

色々とフッている話題にたいして答えて欲しい!
そんな気持ちになりませんでしょうか。

では、こんな返信だったらどうでしょう。

———————————–
ユミです。
こちらこそありがとうございました。
はい、また機会ありましたら。
では、失礼しますー。

> こんにちは!
> 先日は本当にありがとうございました!
> お会いできて、とてもとても嬉しかったです!
> 時間もあっという間でした。
> 今度はぜひ僕のオススメのお店に遊びに行きましょう~!
> それでは、失礼しますー!
> 追伸…あのとき話した、好きなバンド「バス・トニー・カギール」のCD、今度貸しますね!
———————————–

の方が、まだマシに見えませんでしょうか。

いえ、実質はまったくもって変わらないんですが、下に引用を残している時点で、「あぁ、ちゃんと読んではくれているんだな」ということが伝わるはずです。

「枯れ木も山の賑わい」と言いますが、引用そのままでも、メールの賑わいになるわけです。

これこそが「メールは長い方がいい」の法則です。

では、このような形ならいかがでしょうか?

———————————–
ユミです。

> こんにちは!
> 先日は本当にありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。

> お会いできて、とてもとても嬉しかったです!
> 時間もあっという間でした。
> 今度はぜひ僕のオススメのお店に遊びに行きましょう~!
> それでは、失礼しますー!
> 追伸…あのとき話した、好きなバンド「バス・トニー・カギール」のCD、今度貸しますね!

はい、また機会ありましたら。
では、失礼しますー。
———————————–

順番を変えただけなのに、不思議と少しだけ満足感が高まりませんでしょうか。

一つ一つで「会話や一問一答が成立している」という感覚にさせてくれます。

直前のパターンでの「最後のまとめて引用文」を、小分けにすることによって、「文全体に組み込まれている」と感じるわけです。

ビックマックでたとえるなら、最初のメールは「肉だけ」。
切ないですね。

二番目のメールは、「肉肉肉、パンパンパン」。
多少は嬉しいですが、
最後のパンの固まりが切ないです。

三番目のメールこそが、「肉パン肉パン肉」になるわけです。

肉が外に出ている時点で、ハンバーガーのたとえに失敗していますが、とにかく雰囲気が伝われば幸いです。

はさみこむことで、「大きな一つの料理」になるわけです。

もちろん当然ですが、こういう返信だったらベストです。

———————————–
ユミです!
こんにちは!
メールいただけるなんて、とっても嬉しいです。

> こんにちは!
> 先日は本当にありがとうございました!

こちらこそですよー!
お礼を言わなきゃいけないのは、私の方です。
本当にありがとうございました♪

> お会いできて、とてもとても嬉しかったです!
> 時間もあっという間でした。

私もですー!
本当はもっと一緒にいたかったなぁ~。なーんて(笑)

> 今度はぜひ僕のオススメのお店に遊びに行きましょう~!

ええええええっ!
本当ですか!?
ぜひぜひー! どんなところでもおつきあいします♪
いつがよろしいですか? いつでも空けまーす♪

> それでは、失礼しますー!

はーい! 失礼します♪

> 追伸…あのとき話した、好きなバンド「バス・トニー・カギール」のCD、今度貸しますね!

うわぁ…。
私、もう感激で言葉が出ません…(出てるってツッコミなしで(笑)
ありがとうございます~!

ではでは、また会える日を楽しみにしてます。
あなたのユミより(笑)

———————————–

というメールだったらもう、一番嬉しいはずです。
少なくとも僕は嬉しい。

………。

ここは心理学講座という名目の、僕の欲求不満を解消する場です。

萌えイラスト描いてる人ってたぶんこういう気分なんだと思う。

………。

いずれにしても、とにかく「相手のメールを引用し、さらに細かくレスした方が、メールの量が長くなったように錯覚させる」ということ。

そしてそれは、引いては相手にいい印象を与えることにもつながるのです。

特にケータイのメールで、この「引用して細かくレス」をできる人って、とてもマレです。
PC以上に、引用を残したり、文を整えたりするのは大変だからです。

しかしだからこそ、それができた場合、
「あ、この人とメールしていると、なんか嬉しい」
と、特に感じさせることができるのです。

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◆ 今回のまとめ。
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○ メールは「心をこめて」「長く」書いた方が、相手への印象が良くなる!

○ 長く書くために大切なテクニックは、「引用」し、こまかくレスすること!

○ 特にケータイでそれができればベスト!

というわけで、いかがでしたでしょうか。

ちなみに自分は以前、友人とメールで、バストに関する主張を書いたことがあります。

それにたいして相手も引用しながらレス。
さらにそれを引用しながらレス…と繰り返していたら、しばらくたったとき、こんな感じのメールになっていました。

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> > > > > > > > > > > > > バストって無敵じゃない?
> > > > > > > > > > > > そうとは限らない。
> > > > > > > > > > > 分かってない。
> > > > > > > > > > 分かってるって。
> > > > > > > > > じゃあ何が無敵?
> > > > > > > > ヒップとか。
> > > > > > > あとは?
> > > > > > バスト
> > > > > 戻ってるね
> > > > 時と場合による
> > > よるね
> > よせてあげる
> 何言ってんの?
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バストの段々畑。最悪です。
最初のバストはいつまで残るのか。
たぶんそこを削った瞬間、何の話か分からなくなるのでずっと残ったのだと思います。

………。

あらためて自分の人間性について思いを馳せながら、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

 

◆ 追記

みなさまご意見本当にありがとうございました。

なるほど、短いものの方が、と。

うーん。
確かにビジネスではそういうメールの方が、とは自分でも思うのですが。
恋愛とか、好きな人とのメールのやりとりでしたら、個人的には、
「会話の段落ごとにレスをする」
というのは、悪いことではないと思うのです。

「会話のキャッチボールが成立している」という証明であるわけですし。

好きな人からのメールでも、常に短文かつ要点のみ、というメールの方が良いでしょうか…?

 

いずれにしても、レス本当にありがとうございました~!