お茶と砂時計と子供たち。

あなたは、これが何か分かりますでしょうか。



こんばんは。ゆうきゆうです。

突然ですが。

お茶って、そんなに大きな差はないように思えます。

試しにお茶のすべてのパッケージを破り、紙コップなどに移し替えて、

「どれがどのお茶か当ててください」

と言われたら、自信満々すべて不正解する確信があります。

実際にこれを読んでいる方の中に、

「お茶を買うときは、必ず絶対何があってもこの銘柄!」

という人は少ないのではないでしょうか。

僕は個人的に爽健美茶が好きですが、それでも時には気分で別のものを買うときもあります。

お茶の価値や選択基準は、ハッキリ言って、基本的に横並びなのです。

そこに!

ほんのちょっとでもプラスのオマケがあるとどうでしょうか。

なんだか、ほんの少しでもトクをした気分になって、それを買いたくなるのではないでしょうか。

価値が横並びである以上、「オマケ0」と「オマケほんのちょっと」の差であっても、
それはまさに、「無」と「有」。

人間にとってこのインパクトはかなり大きく感じられるのです。

 

………。

ながながと話してしまいましたけども。

これらの理由から、僕は、オマケがあると無条件でそのお茶を買ってしまいます。

たぶんパブロフの犬ですら、ここまで単純じゃなかったと思います。

ちなみに本日買ったお茶のオマケは、こんなんでした。

砂時計。

 

このデジタル社会で、いったい何に使うと言うんでしょうか。

 

お茶会社の人たちは、もう少しヒネリをくわえるべきだと思います。

 

しかし逆に言えば、この程度の意味不明なオマケであっても、
こうして買う人間はいるという証明にはなったと思います。

そしてさらに驚いたのが、こちら。

「対象年齢 3才以上」

この対象年齢は、何を基準に決まったのか。

「時」という概念を理解するのが3才以上とか、そういう基準なんでしょうか。

というか、「2才には楽しめないが、3才以上なら楽しめる」というのでしょうか。

僕は年齢的には一応3才を超えた人間ですが、それでも楽しめません。

これが、汚れてしまったということなのでしょうか。

あまりに切ないので、小児科の病棟を通ったときに、子供たちに「これ、楽しい?」とアンケートしてみました。

そのときの意見を列挙します。

「つまらない」(7才)

「子供だまし」(6才)

「ていうか、時間なんてケータイで分かるし」(8才)

「無回答」(1才) 

なんていうか、会話を進めるにつれて心がちぎれていく思いでした。

唯一5才の女のコだけが、「欲しい!」と言っていました。

そのコが天使に見えました。

でもあげようとしたら、「気持ちだけで」と言われました。

今どきの子供ってすごいと思いました。

 

………。

ちなみに、考えたんですが。

この砂時計。

横に半回転させるだけで、なんかセクシーな気分になります。

こんなことを考える自分は、やはり汚れてしまったことを感じつつも、みなさま今後ともよろしくお願いいたします。