生殖器のことは、理解できない。~迷ったときの考え方。

人間、不安になってしまえばしまうほど、ついつい、多くの人の意見を聞きたくなってしまうものです。

しかしこれ、本当に正しいのでしょうか。
実際に人の意見を平均化すると、いい意見になるものなのでしょうか。

今回は、あなたが迷ってしまったときに、参考になる考え方をお教えします。

こんばんは。ゆうきゆうです。

最近、Twitterというものを始めてます。
http://twitter.com/sinrinet

Twitterのはずが、無意味にBustter(バスッター)になってます。
よろしければ、ぜひ。
 

世の中には「草食系」とか「肉食系」とかいう言葉が以前から流行していますが、たぶん自分の場合なら「離乳食系」だと思います。
もういい加減、乳(バスト)離れしろと。

さて「マンガで分かる心療内科」。
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うう。すみません。
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そして今夜も、セクシー心理学の世界から、こんな話をお届けいたします。

 

◆ 人は細胞という考え方。

さて今回のテーマは、あなたが「多くの意見によって、迷ってしまった場合」。

以前にこのテーマでは話したことがありましたが、ここではこんな考え方をしてみましょう。

現在、人間は、たくさん集まって、集団を作って生きています。

たとえば会社。たとえば町。たとえば国。
そして、最終的には地球。

このような「集合」というのは、個人的に「一人の人間の体」と同じだと思っています。

一人一人の人間は、大きな全体としての人間の、細胞の一つ一つ。
そう考えてみてください。

実際、人間の体には、色々な臓器があります。


心臓


十二指腸
小腸
大腸
膵臓
脾臓
子宮

などなど…。

すなわち全体の中には、「心臓の細胞」もいれば、「肺の細胞」、さらに「子宮の細胞」もいるわけです。

個人的にはバストの細胞に生まれたい気がしますが、とにかく「色々な臓器があり、一人一人はその細胞の一つ」というイメージを持ってみてください。

さて、こう考えてみますと。
それぞれの臓器に「個性はあって当然」だと思いませんでしょうか。

極端な話、全部の細胞が「同じ」だったとすると、それこそ人間は、スライムみたいな、どろどろブヨーンとした生き物になってしまいます。

「ここが目!」
「ここが心臓!」
「ここが肺!」

というように、それぞれが個性を発揮し、役割分担ができているからこそ、脳は考えることに集中できたり、足は歩くことに特化し、最終的に高度な生き物として生活できたりしているわけです。

◆ 生殖器のことは、理解されない。

さてここで。

生殖器の細胞が、こんなことを思いました。

「俺、もっと精子作りたい!」

まぁ、生殖器ですから、当然です。
自分の考えではなく、生殖器の気持ちになった上での思考です。

このとき、それこそ「多くの人」に意見を聞いたらどうでしょうか。

ここでは、それぞれの臓器に聞いてみましょう。

心臓「は!? てかこっちが血液送り出すのにガンバってんのに、精子とか何考えてんの!? あんなの放出しても、エネルギー減るばかりで、俺たち個人には何のいいこともないじゃん! やめろやめろ!」

肺「精子? いらないよそんなの! それよりもっと酸素取り入れろって! 生殖器も呼吸とかしてみたら? え、できない? 気合いだよ気合い!」

鼻毛「オレは必死でゴミから鼻を守ってるにも関わらず、気まぐれで抜かれるかもしれない運命なのに、何言ってんだよ! 生殖器もゴミから体守ってみろよ! 精子なんざ問題外だよ!」

足「俺は毎日クツの中で窮屈だし、水虫とまで闘ってんのに、お前だけキモチいいとかどういうこと!?」

…というように、それぞれ本気で反発してくるはずです。

生殖器の発想や生殖器の生き様は、間違いなく、他の臓器に理解されないはずです。

いえもちろん、「生殖器の発展は、将来子供を残すときに役立ち、子供が助けてくれることで、心臓自身もラクになる」とか、強引な論理を作ることはできますが、ただやはり、根本的な納得は不可能でしょう。

このとき、

生殖器「じゃオレ、どうすべき?」

みたいなことを聞いて、他の臓器の意見を取り入れた上で生殖器を作ったら…。

間違いなく、「息も吸えて血も飛ばせて消化もできてゴミから守れて歩行可能」みたいな、まったくの器用貧乏みたいな生殖器になってると思います。それで歩かれても。

◆ 人間も臓器と同じ。

これ、人間の一人一人でも、同じじゃないでしょうか。

いえ実際、明確に「この人はこの臓器」なんて分かれてはいません。

しかし、
「何かを発明するのが得意な人」もいれば、
「美しいデザインを考えるのが得意な人」もいれば、
「うまく工夫して複製するのが得意な人」もいれば、
「うまく売り込むのが得意な人」だっているでしょう。

それぞれに個性と役割があり、思考だって別で当然なのです。

そのため心臓には、生殖器の考えは理解できませんし、肺には乳房の思考は理解できません。

あなたが生殖器なら、肺や心臓の意見を聞きすぎても、意味がないのです。

いえ、「だから生殖器になれ」とか単刀直入な結論を言っているわけではないですよ!?

とにかく「全員の意見や感想を取り入れたからといって、いい結果になるわけではない」ということを言いたいのです。

◆ でも、完全に間違いではありません。

ただ。
心臓でも肺でも、すべての細胞は基本的に、「その人間を長生きさせ、幸せにするために」存在しています。

その考えそのものは、共通しているはずです。

ですので、まったく離れた細胞の意見でも、根本的には参考になるはずなんです。

だからすべて無視しろ、なんて言うつもりはありません。

でも。
人の意見を聞きすぎて、自分がどうすべきか迷ってしまったなら…。
ちょっとだけ、思い出してみてくださいね。

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◆ 今回のまとめ。
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○ 世の中には、心臓もいれば、肺もいる。

○ 心臓の細胞の人が、生殖器の細胞の役割を理解することはできない。

○ 心臓と肺と胃と足の意見を平均化しても、生殖器には、何の役にも立たない。

重要なことは、たった一つです。

心臓が心臓であることをためらった瞬間、人間は死にます。
肺だって胃だって、大差ありません。

細胞は、自分の役割をためらわずに追求するからこそ、全体としての人間が生きていられるんです。

だから、あなた自身も、ためらわないでください。
あなたという細胞が望んだことなら、それは「正解」なんです。

もちろんその行為が他の細胞をキズつけるようなものならともかく、そうでないのなら、ためらう必要はありません。

繰り返します。

あなたは、細胞なんです。
全体のうちの一部として、役割をもって、そこにいます。

人間の細胞、すべてがその人のDNAをもとに生まれてきたのと同じように…。
あなた自身も、人間同士の歴史の結果として生まれてきています。

だから、完全に間違っているなんてこと、ありえないんです。

もっと気軽に。もっと気楽に。

あなたにやりたいこと、形にしたいものがあるのなら、決してためらう必要はないんですよ。

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。