精神科医ユウの日記モーニング女医。

縄文VS弥生VS女医。

これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。

こんばんは。ゆうきゆうです。

つい最近、「心理学的取材」と称して、 マヤ先生と、上野の科学館に行きました。



展示内容は、ズバリ



縄文VS弥生。

みなさんもどこかでこの広告を目にしたことがあるのではないでしょうか。

マヤ「あ、とりあえずアレ、やってみたら!?」

ユウ「…え?」


現地には、昔の観光スポットによくあるような、顔を入れて写真を撮るパネルがありました。


ユウ「…いや、先生、これは…」

マヤ「はやく?」

ユウ「はい」

(顔は微妙なため白ヌキいたしました)


マヤ「………」

ユウ「………」



マヤ「ジャミラみたいじゃない?


僕もそう思いました。


さすがに大人がここに顔を入れるのは、なかなか痛々しい物があります。


ユウ「さ、中に入りましょうか」

マヤ「待って」

ユウ「…え?」


しかし、ここでマヤ先生が言ったのです。






マヤ「縄文VS弥生ねぇ…」

ユウ「………」


マヤ先生は、展示されているポスターを見つめると、感慨深そうに言いました。





マヤ「戦うまでもなく、左の縄文が勝ってると思わない?



先生、それは口にしてはダメです。


マヤ「なんていうか、オブラートに包むと、ビジュアル的に


ぜんぜん、オブラートに包んでませんよね。


僕は心からそう思いました。


中の展示は、まぁ、さまざまな面から、縄文と弥生の比較を行っていました。


その辺に関しては、特に感想はありません。


僕と先生は、ひたすらモデルさんの展示に目を引かれていました。







拡大すると、こんな風に書いてあります。










すなわち言ってみれば、

縄文少女のモデルとして、二重まぶたで彫りの深い女の子を。

弥生少女のモデルとして、一重まぶたで顔の薄い女の子を使った、というわけです。




マヤ「それでも、やっぱり、縄文の勝ちだと思うんだけど


いや、勝ちとか負けとか、そういうのとは違いますから。


マヤ「だって………」





マヤ「弥生が、ガン飛ばしているようにしか見えないもの


確かにそうですけど。


マヤ「たぶんその方向性で美人っていったら、モデルのりょうみたいなのじゃない?



ユウ「………」


マヤ「どうしてそっちにしなかったのかしら」

たぶん、ギャラがすごいことになるからではないでしょうか。



僕たちは、おそらく開催者の意図とあきらかに別方向のことを考えながら、会場内を一周しました。


すると、です。

会場内には、展示物以上に、このモデルさんの写真が飾られていました。








マヤ「………」

ユウ「………」


マヤ「ねぇ、単純接触の原理って知ってる?」


先生、なんかものすごく、その先が読めました。



マヤ「どんな人でも、何度も見ていると、なんかよく思えてくる心理よね」

ユウ「………」

マヤ「ずっと見ていると、なんかこの弥生少女、かわいく見えてきた

そうですか。

マヤ「………」

ユウ「………」


マヤ「この展示の狙いはそこかぁ!


違うと思います。




展示の内容で、それ以外に記憶に残っているものはほとんどありません。

色々とやるせない気持ちを抱えつつ、科学館をあとにした僕たちでした。





<おまけ>

その中で唯一記憶に残っているのがこちらです。



邪馬台国の女王・卑弥呼の食べていたと想像される食事。
タイ・サシミ・アワビ・チャーハン(に似たもの)などなど、です。



マヤ「………」

ユウ「………」


マヤ「なんか、今の私とかより、よっぽど上等なもの食べてない?


心から同感です。


マヤ「現代の女王である私が、古代の女王に負けるなんて許せないわ


何ですか。その発想。


マヤ「アメ横で、海産物を負けないくらい買って帰るから


ユウ「………」


マヤ「今回の払いは半々でいいわよ



なんで僕も半分払うことになっているんですか。



心から、目の前にいる人は卑弥呼の生まれ変わりなのではないかと思いながら、
今夜は筆を置きます。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


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