精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。 ユウとリオという二人の日本人が、食事から何からすべての生活を裸で行う、 ヌーディスト・リゾートに旅したときの体験談(実話)です。 ごゆっくりと、お楽しみください。 |
あなたは、この地名をご存じでしょうか。
「アグド」。
これを見て、「あーーーーー! あそこ!?」
と思い当たる方は、手を挙げてください。
このサイトを見ている方に、おそらく一人たりともいないだろうと予測されます。
場所は南フランス。
よく「南フランスに行ってきた」というと、
「え? ニース? 綺麗だったでしょう?」と言われますが、そこではありません。
ある意味、ニースの数倍、すごい場所です。別な意味で。
よく、インドなどに数年旅行した人間が、「人生観が変わったよ」ということがあります。
でも、アグドなら、到着して数分で人生観が変わる場所と言っても過言ではありません。
みなさまが1000万ヒットものご訪問をしてくださったお礼の気持ちを込めて、
今日は、封印していたその記憶をよみがえらせようと思います。
マヤ「あら、帰らないの?」
リオ「い、いやっ! ちょっと行きたいところがあってな」
ユウ「は、はいっ!」
マヤ「そう…」
それは、数年前の、忘れもしない秋の日。
僕とリオ先生は、パリでの学会が終了したとほぼ同時に、
そそくさと荷物をまとめて、パリ北駅に向かっていました。
話は、2週間前に戻ります。
昼食時に、リオ先生は、食堂で僕に言いました。
リオ「ユウ…。君は、ナチュリストという言葉を知っているか?」
ユウ「は? ナチュラリストのことですか?」
リオ「違う。ナチュラリストというのは、単なる自然愛好家だ。今の俺には、
1ピコグラムたりとも興味はない」
ユウ「はぁ…」
リオ「ナチュリストというのは、裸で生活する人間だ」
ユウ「!!??」
リオ「そして、そのナチュリストにとって、天国のような場所があるらしい。
それこそが、南フランスにある、アグドという場所なんだ」
ユウ「それは、よく聞く、ヌーディストビーチみたいなものですか?」
リオ「違う」
ユウ「…なんだ」
リオ「ヌーディスト・リゾートだ」
ヌーディスト・リゾート。
おそらく普通に生活していたら、絶対に聞かない言葉です。
リオ「ビーチどころではなく、街全体が、ヌーディストなんだ」
ユウ「………」
リオ「すなわち、すべての生活を、裸で行うわけだ」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「すべての生活が裸!?」
リオ「声がでかい!」
食堂中の注目が集まった気がしました。
心なしか、
「あ、また精神科の…?」
みたいな声も聞こえた気がしました。泣けました。
僕は少しずつ深呼吸しながら、リオ先生に言いました。
ユウ「…といっても、どうせおばあさんとか、おじいさんとか、そういう…」
リオ「人口構成は、一般的なフランスの都市と、ほとんど変わらないらしい」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「パリジェンヌも!?」
リオ「そう。パリジェンヌも」
よくよく考えたら、場所がパリではない時点でパリジェンヌではない
と思いましたが、そのときの僕たちには、そこまで頭が働きませんでした。
リオ「行かないか?」
僕はそこで、コクコクと頭を振りました。
リオ「さて、ここで次の学会は、どこであるか知っているか?」
ユウ「………パリ………」
僕とリオ先生の心は、その瞬間、ひとつになりました。
ものすごくまれなことですが、とにかくひとつになりました。
パリからの電車は、夜行です。
はじめて遠足に行く前の夜の小学生のように、僕は電車の中で、
ほとんど一睡もできませんでした。
リオ先生は横のイスで眠っていました。
これが場数の違いなのでしょうか。
電車は、あと1時間でアグドまで到着する予定でした。
そのときです。
前に座っていたフランス人女性が、突然にコートを脱いだのです。
まさか!?
すでにアグドエリアに入っていて、ナチュリストがスタートするのでは!?
いやん。バカン。
そう思ったのですが、その女性はコートを脱いだだけで、そのまま眠ってしまいました。
まったくの偶然だったようです。
何よりも自分がバカンだということに気がついて愕然としました。
そしてアグド(正確には、カプ・ド・アグド)には、朝の5時ごろに到着しました。
駅員もナチュリスト、歩く人みんなもナチュリスト、みたいな期待は、ものの見事に
裏切られました。
リオ「ここから、バスでリゾートまで移動するんだ」
ですよね。ですよね。
そして、バスは走り出します。
乗客は、朝早いからか、僕たちしか存在しませんでした。
リオ「しかし、朝の5時か…。
まるで秋葉原で、新作ソフトを買うために、朝から行列作るみたいだな」
どうしてフランスまで来て、秋葉原を想像しているのか。
僕は心からそう思いました。
そして。
永遠とも思える時間のあとに。
バスは、ヌーディスト・リゾートの前に到着しました。
リオ「ついに、来たな」
ユウ「えぇ…」
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「んんんっ!?」
ユウ「えーーーーーーーー!」
そこで、僕たちは信じられないものを目にしたのです。
さぁっ! それはいったい何なのか!?
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。2 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディスト・リゾート。
その言葉に魅せられたユウとリオは、パリから禁断の地「アグド」に旅立つ。
果たしてそこで見たものは!?
(本編)
そこには「入り口」がありました。
そして詰め所があり、守衛さんのような人物が待機していたのです。
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「ディズニーランドなみですね」
リオ「女子大なみだな」
リオ先生の方が、上手だと思いました。
リオ「会員制リゾートみたいなもんなんだな…。誰でも好き勝手には入れないと…」
ユウ「はい…」
リオ「ちなみに守衛は服を着ているんだな」
たぶん、当然だと思います。
ユウ「でも、どうしますか?」
守衛の存在に多少気後れしていると、リオ先生は一瞬で彼に近づき、聞きました。
リオ「イズ・ディス、アグド?」
単刀直入です。
ていうか、フランス人にしてみたら、
単刀直輸入です。
なんかすごいのが税関突破してきた、みたいな感じです。
守衛「イエス!」
守衛さんは、気持ちよく返事をしてくれました。
そして彼は、料金表を指さしました。
確か日本円にして1000円くらいだったと思います。
ユウ「ディズニーランドより安いですね…」
リオ「あぁ。女子大より安い」
女子大って、入場料とか設定されてませんから。
僕は心からそう思いました。
お金を払うと、おじさんは入場チケット(テレホンカードのようなプラスチック製)と
パンフレットを渡してくれ、笑顔で手を振ります。
守衛「ハバ・ナイス・ホリデー!」
リオ「イエス! メルシー!!」
中途半端にフランス語をしゃべりながら、リオ先生と僕は中に入ります。
もらったパンフレットには、こんな風に書いてありました。
A9 Motorway, "Agde" exit(15km by expressway RN312)
RN112 between Beziers and Sete
Beziers-Agde-Vias airport (15 km)
Direct connection to
Paris. Daily flights (Air France).
SNCF station at Agde
Several daily connections by TGV
Paris - Agde.
Cap d'Agde port :
Latitude : 43° 12' 7" N, Longitude : 03° 30' 19" E.
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「海からも来るんだな」
同感です。
そして僕たちは、ついにリゾート内に踏み込みました。
リゾートは、広さにして、それこそ大きめの大学くらいの敷地はあります。
中にはホテル、コンドミニアム、そして海岸、レストランなど、あらゆるリゾート施設を
持った、一大テーマパークです。
リオ「さぁっ!」
ユウ「………!!」
リオ「………」
ユウ「………」
その瞬間、僕たちを襲った感情。
それは、落胆でした。
人が、一人もいません。
ユウ「リ、リオ先生…」
リオ「落ち着け、落ち着くんだ俺様」
ユウ「………」
リオ「そうだ! 朝だからだよ!」
ユウ「な、なるほど…」
リオ「ほら、でも大丈夫だ! 日本とかでも、朝早く散歩している人間とかがいるだろう!?
そういう人間は、このアグドでも………!」
ユウ「………」
リオ「…お、まさか、あれは!?」
ユウ「え!?」
僕は、リオ先生の指し示した方向を見ました。
そこには、全裸のおじさんがいました。
おじさんは、全裸で犬の散歩をしていました。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「………」
俺は、もう死ぬ。 |
||||
心から同感でした。
リオ「…そういえば、早朝に散歩しているのは、日本でも中年男性に限られたな…」
ユウ「………」
リオ「というか、あの犬を見るんだ」
ユウ「え?」
僕は、犬の方をよく見ました。
すると、犬は赤いチョッキを着せられていたのです。
おじさん、全裸。
犬、着衣。
リオ「………」
ユウ「………」
いや、逆だろ! |
||||
本当に心から同感でした。
リオ「まだまだ! まだ、あきらめるんじゃない!」
強い。
これが、リオ先生のリオ先生たる証なのでしょうか。
リオ「とりあえず、ホテルにチェックインしよう」
ユウ「は、はい…」
そして僕たちは、ホテルに向かいました。
アグド内にあるホテルは、たった一つ。
他はすべて、大金持ちが長期滞在するコンドミニアムです。
すなわち、一般庶民に許されているのは、唯一のホテル滞在のみ。
そしてそのホテル。
その名も、
『HOTEL EVE(ホテル・イブ)』
です。
なんていうか、名前まで微妙にセクシーです。
全裸で過ごした、旧約聖書のアダムとイブから来ているのでしょうか。
リオ「ここだな…」
ユウ「………」
僕たちは、ホテルの入り口近くに到着しました。
その瞬間、リオ先生が、叫び声を上げたのです。
お、おいっ! おいユウ!! |
||||
ユウ「………え?」
リオ「………」
う、うわあああ あああああああ! |
||||
二人が目にしたものとは!?
編集後記…リオ先生からのメールをもとに微妙に変更しました。
また、こんなメールをいただきました。
アグドですが、地名と言うと「悪戸」って言う地名が青森県弘前市にあって、それを思い出しました
もっとも、「あくと」と読むのですが、地元の人たちは「あぐど」って言うので、チョッと似ているかなぁと思って…
あと、津軽弁で踵のことも「アグド」って言います
少し、ネタ的に遠かったかもしれなくて、ごめんなさい(一個さん・みかんさん他多数)
ありがとうございます~!
そういえば、フランス語と東北弁は似ているんでしたっけ?
日本初のヌーディストビーチは悪戸で決定かもしれません。
本当にありがとうございました。
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。3 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディスト・リゾート「アグド」。
その言葉に魅せられたユウとリオは、ついにそのリゾートのホテルに到着する。
そこで見たものとは!?
(本編)
僕たちが、ホテル入り口にさしかかろうとした瞬間。
目の前から、全裸の女性が歩いてきました。
クツははいています。
手にはバッグを持っています。
でも、服はまったく着ていませんでした。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「………」
女性は、僕たちに対してニコッとほほえむと、そのまま向こうへ立ち去っていきました。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「………」
ググググ、 グラッチェーーーー! |
||||
アアアアアア、 アンニョンハセヨー! |
||||
なんていうか、とにかくそんな心境でした。
日本語にならない想いと言いますか。
人間心理は落差に感動するものです。
直前に見たのがあの中年男性だったということから、
その落差はMAXにまで達していました。
それでなくても、おそらく一般的に美人の部類に入る女性です。
それが、全裸で。
(イラスト…ソラさん)
何て言うんでしょう。
もちろん、そういう気持ちも起こりますよ。
人間ですもの。(←開き直る人が使うセリフ)
男ですもの。(←同じく開き直る人が使うセリフ)
でも、それ以上に強い感動が、心の中に巻き上がったのです。
リオ「俺は今、猛烈に感動している!」
ユウ「…ぼ、僕もです!」
リオ「これは性的な気持ちからなのか!?」
ユウ「………」
やせても枯れても精神科医。
一応、自分の心理を分析するのは職業病です。
リオ「違う! 断じて違う! 日常的な空間で、服を脱いでいる!
そんな人間をみた感動なんだ!」
ユウ「………」
リオ「そうだよ! 日常の支配からの卒業! 脱皮!
人間をしばりつける超自我を壊した! それを見た感動なんだ!」
ユウ「……ただ、あの思うんですが」
リオ「なんだ?」
ユウ「その考えで言ったら、さっきの全裸のおじさんを見たときにも、
この感動が起こらないといけないと思うんですが」
リオ「………」
ユウ「………」
単純に性的に 感動したあああ! |
||||
開き直ったーー!
リオ「ああっ! そんなことを考えている間に、もう立ち去ってしまった…」
ユウ「………」
リオ「戻ってこないかなぁ…」
僕は先生を見ながら、なんかケーキのセロファンについたクリームを、必死に
なめている子供が頭に浮かびました。どうしてなのかは分かりません。
リオ「よ、よしっ! すぐにチェックインだ!」
あ、やっとケーキ食べるんだ。
僕はそう思いながらも同意します。
ユウ「は、はいっ!」
そして僕たちは、ホテル・イブのフロントに向かいました。
リオ「ボンジュール!」
フロントに座っていたのは、20歳くらいのブロンドの女性でした。
この方も、かなり美人の部類にはいると思います。
とはいえ、その女性は、Tシャツとジーンズを着ていました。
リオ「おかしいぞ!? 従業員は裸じゃないのか!?」
先生は僕に向き直って言います。
ユウ「………」
リオ「まぁ、そうか。その論理で行くと、
SMクラブの男性従業員まで、ボンデージを着てムチを振り回していないと
いけないことになるよな」
どんな論理ですか。
僕は心からそう思いました。
女性「ハーイ」
彼女は僕たちを見ると、にこやかにあいさつをします。
すると先生は言いました。
リオ「ハーイ! ウィー・アー、ジャパニーズ、ナチュリスト!」
心から、その自己紹介、いらないと思います。
すると女性はほほえんで、チェックイン作業を行ってくれました。
そして僕たちは、とにかく急いで部屋に向かいます。
リオ「さぁ、ここからだ」
ユウ「………」
リオ「ここからが、真骨頂だ」
ユウ「………」
何のことを言っているのか。
これを読んでいるあなたは、分かりますでしょうか。
リオ「俺たちも、ナチュリスト、初体験なんだ」
さぁっ!
二人がそこで感じた、衝撃の体験とは!?
次号をお待ちください!
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。4 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディスト・リゾート「アグド」。
その言葉に魅せられたユウとリオは、ついにそのリゾートのホテルに到着する。
そして部屋についた二人はついに「ナチュリスト」になる…。
(本編)
リオ「さぁ、服を脱ぐんだ。そしてすぐに出発だ」
ユウ「は、はいっ!」
いや、ちょっと待て。
これは、何でしょうか。
ホテルの一室で、男二人が、服を脱ぎ出す。
微妙に危険な香りがします。
僕がそう思うまもなく、リオ先生はすぐに服を脱ぎます。
リオ「早くするんだ、ユウ!」
あっという間に、先生は全裸になりました。
うん。
あのですね。
なんていうか、「ヒョウオオオオオオオオオ!」って感じでした。
微細な描写ができず申し訳ありません。
リオ「ほら、行くぞ!」
その言葉に僕も服を脱ぎます。
うん。もう。ここまで来たら、行くしかありません。
脱いだあとは、互いに互いの体を空気のように振る舞いました。
そしてそのまま、部屋から外に出ます。
裸のまま、部屋から出ようとする男二人。
日本なら、ちょっぴり変態です。
ていうか捕まります。
するとリオ先生は、思い出したように言います。
リオ「待て。貴重品はどうするかだ…」
ユウ「………」
すると先生は、パスポートなどをウェストポーチに入れると、腰に巻きました。
裸で、身につけているものは、腰のウェストポーチだけ。
芸術的に犯罪です。
ユウ「先生、そのカッコは…」
リオ「ん?」
すると先生は、僕の方にほほえみながら、言いました。
リオ「腰にはダブル貴重品、みたいな」
あぁ、僕は異国の地で、なんでこんなオヤジギャグを聞いているんだろう。
僕はかなり自分の運命を呪いました。
そして僕の方は仕方ないので、リュックサックに荷物を入れて外に出ることにしました。
リオ「さぁ、行くぞ!」
先生はそのままビーチサンダルを履き、エレベーターに向かいます。
僕もあわてて後を追います。
1階につくと、先生は思い出したかのように言います。
リオ「あ、そうだ。カギを渡さないと…」
そして先生は、フロントに向かっていきました。
フロントに行くと、さきほどのお姉さんが座っていました。
「カギ? OK。行ってらっしゃい!」
リオ「い、イエス…!」
この状況は、普通に生きていたら、まずあり得ません。
裸で、着衣の女性と会話をする。
ものすごい気恥ずかしさを感じながら、カギの受け渡しをする僕たち。
でも女性はまったくそのことを気にしないかのように、ニコニコと作業を行っています。
当然ですが、慣れているんでしょう。
ホテルから出ながら、先生は言いました。
微妙に、 さびしかったな。 |
||||
さびしかったんかい!
何のヒネリもない言葉でツッコミをしてしまうほど、素でツッコンでしまいました。
ていうか先生は、どんなリアクションを期待していたんでしょうか。
もっとこう、 「メアリーは驚愕の表情を 浮かべながら、それでいて 好気と慈愛に満ちた視線で 見つめた」みたいな |
||||
どんな三流の官能小説ですか。
ていうかメアリーはどこから出てきたのか。
僕は心からそう思いながら、リオ先生のあとをついて行きました。
リオ「さぁ、街に出よう」
そして先生は、ホテルから出て歩き始めます。
ユウ「は、はい…」
リゾートは、本当にすべての施設を完備しています。
レストラン、クラブ、マーケット…。
施設の充実具合では、東京の都心などと、ほとんど変わりません。
ただ一点だけ。
歩いている人間が、ほぼ全員、全裸ということ以外は。
目の前には、老若男女、たくさんの裸の人たちが歩いています。
よく
「そんなところにいるのは、おじさん、おばさんばっかりでしょう?」
ということを聞いたりしますが、でも実際に、男女・年代の構成は、
東京都内とほとんど変わりません。
そうです。
もちろん若い女性が裸で歩いているのを見るのは、感動的ではあります。
しかし、それ以上の感覚が、僕たちの気持ちを支配してきたのです。
僕たちは、街を歩きます。
ただ、足を進めています。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「こ………」
ユウ「う………」
これはあああああああ! |
||||
ほうぁあああああああ! |
||||
(今回このパターン↑が微妙に多い気がしますが)
あなたは、感じたことがありますでしょうか。
明るい昼間に、全裸で、普通の街中を歩いた感触を。
すごいです。
陳腐な言葉しか浮かばずに申し訳ないのですが、本当に「すごい」のです。
二人の名誉のために言っておくのですが、僕自身、別に露出狂のケとかはありません。
リオ先生もそうです。
それでも、背筋に衝撃が走るのです。
女性「えー? それは男だけでしょう?」
心の中の女性ユウが僕に問いかけてきましたが、
ユウ「それじゃ、このヌーディストリゾートの男女比が同じくらいなのは、
いったいどうしてなの?」
と聞いたら、静かになりました。
想像の中のミニ自分ですので、簡単に納得します。
いずれにしても、この快感は、おそらく男性・女性ともに得られるものではないでしょうか。
リオ「人間を縛っているのは、超自我だ…」
ユウ「…は?」
リオ「人間は自分の本能と、その超自我のあいだで、常に戦っている」
ユウ「………」
リオ「元来、動物は裸で生活するもんだ。
しかし人間は、いつのまにか服を着るのが当然になってきた」
ユウ「………」
リオ「面接ではリクルートスーツに身を包み、接客の時は制服に身を包む。
すなわち服は、社会の縛りの象徴。まさに代表的な超自我なのさ」
ユウ「………」
リオ「そこから!」
ユウ「わっ!」
リオ「超自我からの脱出が、ここまでの感動を湧き上がらせるとは!!」
ユウ「………」
全裸にウェストポーチ姿で、「超自我からの脱出が…」なんて力説されても。
僕は心からそう思いながら、先生の後ろをついていくのでした。
(イラスト…ソラさん はずパンダ挿入…ゆうきゆう すみません。)
まだ夏は終わらない!
次号では、このリゾートで出会った、さらに衝撃の体験たちをお送りいたします!
待て次号!
(つづく)
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。5 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディスト・リゾート「アグド」。
ユウとリオは、ついに裸で外を歩く。そして…!?
(本編)
超自我からの脱出。
それはリオ先生の言葉ですが、その真偽はさておき、裸で街を歩くことで
「ものすごい衝撃的な快感」が走ったのは確かです。いやホントで。
この感触は、みなさんも一生に一回は、どこかで体験してもいいのではないでしょうか。
もちろん日本でやったら逮捕されますが。
そう思いながらも、僕たちは、気づくとビーチに到着しました。
そこでは、たくさんの裸の男女が、思い思いに過ごしています。
さてつい先日、
「裸の女性を見て、反応して困ったりしないの?」
というメールをいただきました。
しかし、不思議なことに、それはありません。
「それが当然」な雰囲気というのでしょうか。
たとえば、ずっと裸で過ごしている犬や猫は、始終興奮しているわけではありません。
年に一回だけ「発情期」が存在して、それ以外は特に意識せず過ごしているわけです。
逆に人間は、あえて隠すことによって、常に発情することを可能にしたのかもしれません。
すなわち、ずっと裸になっていることは、かえって性欲を抑え込む作用があるように思えました。
話を戻しまして、ビーチについたリオ先生は、日焼け止めクリームを取り出しました。
そんなもの、今さら。
ユウ「………」
リオ「なんだ?」
ユウ「それ、全身に塗るんですか?」
リオ「いや、海水パンツの形に塗る」
ユウ「はぁ!?」
リオ「ほら、日本に帰ったとき、水着のアトもなく、全身が真っ黒だったら、
ベッドで『何なの!?』って言われるだろ?」
どんな気の使い方なんでしょうか。
そう思うまもなく、先生は海水パンツの形に日焼け止めクリームを塗っていきました。
なかなか見たくない風景だと思いました。
リオ先生は、塗りながら静かになると、思いついたように言いました。
リオ「君は、耳なし芳一の話を知っているか?」
ユウ「………」
いまいち話は読めませんでしたが、微妙に聞きたくない気がしました。
リオ「彼は耳にお経を書き忘れたため、幽霊に耳を持って行かれた」
ユウ「………」
リオ「俺も、気をつけるさ」
何にですか。
リオ「そこだけ塗り忘れたら、悲惨だぞう?」
あぁ、やっぱり。
リオ「いったいどんな水着だったんだ、みたいな」
ユウ「………」
あの、死んでもいいですか。
心から、聞かなきゃ良かったという気持ちでいっぱいでした。
そんな微妙な気持ちに浸っていると、リオ先生は突然に声を上げました。
リオ「…おい…」
ユウ「は?」
その言葉にそちらを見ます。
歩いて来たのは、家族連れでした。
母親・父親。
そして、息子と娘らしき子供たち。
ユウ「………」
リオ「………」
僕たちは、しばらく二の句が継げませんでした。
ていうか一の句すらも言えませんでした。
リオ「君は」
ユウ「は?」
リオ「君はいつか結婚したときに」
ユウ「………」
リオ「もちろん億が一、できたらの話だが」
前置きはいいですから、進めてください。
リオ「もし結婚して子供が生まれたときに、家族でここに来ようと思うか?」
ユウ「……思わないと、思います…」
リオ「あの家族は、本当にすごいな」
ユウ「はい…」
リオ「『よーし! 今年の夏休みは、ヌーディストリゾートにつれてってやるぞー!』
『わーい! ヌーディスト、ヌーディストー!』
『良かったわね、あなたたち』
『たまにはお前だって、脱ぎたいだろう?』
『……え、えぇ……』
『新婚の時みたいに、な』
『………ありがと、あなた………』」
ユウ「………」
リオ「みたいな家庭ドラマが繰り広げられたのか!?」
知りません。
僕は自分以上のリオ先生の妄想力に、自分の唯一のアイデンティティの危機を感じました。
リオ「しかし、ナチュリスト英才教育だな…」
ユウ「………」
リオ「彼らの遺伝子には、おそらくナチュリスト情報が刻み込まれているんだ」
ユウ「………」
リオ「たぶん優性遺伝なんだろう。新しい血を引き継ぎながら、代々ナチュリストは増殖していくのさ」
どんなに学術的なことを言っても、全裸ではあまり説得力がありません。
僕たちはかなり微妙なことを考えつつも、しばらく海岸で過ごしていました。
たくさんの男。女性たち。
リオ「こんな風景も、世界にはあるんだなぁ…」
ユウ「そうですね…」
幸せな、ワンシーン。
全裸で過ごす、南フランスのバカンス。
まるで映画のようです。
ただ、隣で寝ているのが、全裸のリオ先生ということ以外は。
リオ「さ、そろそろ歩いてみるか」
ユウ「は、はい…」
しかし、そのときの僕たちは気がつきませんでした。
そのあとに、あんなできごとが待っているとは………!
さぁっ! ヌーディストリゾートに隠された「最大の不幸」とは!?
次号をお待ちください!
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。6 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディスト・リゾート「アグド」。
ユウとリオは、ついに裸で外を歩く。
しかし…!?
(本編)
ヌーディストリゾートとは、決して幸せだけの場所ではありません。
ここでは、そのことについて触れましょう。
リオ「よし、ちょっとビーチを探検してみよう」
ユウ「あ、はい」
そのまま、僕たちは海岸沿いに歩き始めました。
すると目の前に、カンバンがありました。
ユウ「先生? これは、何のカンバンでしょうか…」
リオ「ん?」
フランス語で何かが書いてありますが、僕たちには読めません。
リオ「注意! 美人出没、とかじゃないか」
ありえませんよね。
リオ「ま、気にするな」
先生はそのまま向こうまで歩いていきます。
僕も仕方なく、そのあとをついて行きました。
でも、どこか変な感じがありました。
実はヌーディストリゾートといえども、もちろん水着を着ている人は存在します。
そしてその看板から先に歩いていくにつれ、その水着の比率が多くなるのです。
リオ「………なんだ?」
ユウ「……………さぁ………」
周囲は僕たちのことを、ジロジロと見つめてきます。
ついに僕たちの周りは、完全に水着を着ている人しかいなくなりました。
リオ「まさか…」
ユウ「いや、うん。そうかもしれません…」
もう、答えはお分かりですね。
その瞬間です。
ピーーーーーッ! ピピーーーーーーーッ!
プールの監視員みたいな人が、僕たちの前から走ってきました。
その看板は、
「ここから先は、ヌーディストエリアではない」
という文字だったのです。
すべてを察した僕たちは、その監視員に追い出されるかのように逃げ出しました。
まるで変態みたいです。
いえ、たとえるまでもなく、変態そのものです。
ここがフランスで良かった。心からそう思いました。
リオ「はぁ…はぁ…。ここまで来れば、大丈夫か…」
ユウ「は、はい…」
そのあたりから、僕たちはちょっとした違和感を感じていました。
先ほども言ったように、ヌーディストリゾートにも、服や水着を着ている人間がいます。
この「裸の人間VS着衣の人間」という状況が、微妙なポイントなのです。
たとえばビーチや道路などで、服を着た人間とすれ違ったとします。
これ、恐ろしく「怖い」のです。
自分自身が無防備であるからの恐怖でしょうか。
リオ「…怖いな」
ユウ「はい…」
リオ「どうしてなんだ…!?」
僕は、考えました。
人間は心理的なナワバリというものを持っているものです。
しかし裸になることによって、それが極端に小さくなるものです。
車に乗っていると気が大きくなる人が、車から降りると、突然に態度が小さくなるようなものです。
そう思っていると、リオ先生が言いました。
リオ「分かった! 急所が丸出しだからだ!」
あー。身もフタもない説明。
いずれにしても、着衣の人とすれ違うとき、つい身を固くしてしまうのです。
特に夕方になるにつれて冷えるからか、服を着ている人が、次第に多くなります。
同時に、ビクッ! の瞬間も多くなるわけです。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「もしかして、日本の夜道を歩いている女は、これと同じ恐怖を常に感じているんだろうか」
ユウ「…そうなのかもしれません…」
全裸で歩きながら、日本人女性の気持ちになる男達。
女性にとっては「一緒にするな」という状況だと思いました。
こういった恐怖が、少しずつ少しずつ、蓄積されていきます。
また前回も言いましたが、全裸でいることによって、ほぼ強制的に、性的な感情というものは消え去ります。
というより、無意識に抑え込まれます。
リオ「………」
ユウ「………」
これはある意味、去勢されたような気持ちになります。
リオ「どんな気持ちだ?」
ユウ「なんて言うんでしょう…。吐き気のような嫌悪感でしょうか…」
リオ「なるほど…。俺は、なんだか輪ゴムで縛られたかのような…」
先生、ストレート、ストレート。
リオ「いずれにしても、気持ち悪いな…」
ユウ「そうですね…。なんか、元気が吸い取られていく感じですよね…」
リオ「あぁ…」
少しずつ、崩れていく歯車。
しかし、そんな僕たちにとって、さらに決定的な出来事が起こったのです…。
さぁっ!
それはいったい何だったのか!?
そしてヌーディストリゾートの中で、最終的にユウとリオがたどりついた答えとは!?
待て、最終話!
(シリーズイラスト…ソラさん。ありがとうございます! 絶妙な隠し方に感服です。)
精神科医ユウの日記モーニング女医。 1000万ヒット記念コンテンツ ~裸で歩く精神科医。最終話 これは、4人のドクターたちの日常を描いた愛と情熱の日記です。 |
(前回のあらすじ)
ヌーディストリゾート「アグド」に降り立った二人の精神科医。
最初は喜んでいた彼らだが、いつの間にか、少しずつココロに違和感が生じ始める。
二人のたどり着いた結論とは!?
(本編)
そして二人にとって、決定的とも言える出来事が起こりました。
それは、遅めに取った昼食でのことでした。
リゾートにはレストランもあるのですが、あまり手持ちのなかった僕たちは、「お弁当屋」のようなところに入りました。
そこでは自由に惣菜を買って、好きなところで食べられるのです。
身振り手振りでオーダーして、パックに惣菜を詰めてもらう僕たち。
僕たちは裸、店員さんは着衣ですので、かなりマヌケな光景です。
が、とりあえず本題はそこではありません。
とにかく僕たちは、無事、食事を手に入れることができました。
しかし、です。
弁当屋には席などはないため、外で食べるしかありません。
リオ「さて…。そこらへんで座るか…」
ユウ「はい…」
僕たちは、海に面した、コンクリートで固められた岸辺に座りました。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「ここで俺は、大変なことを思い出した」
ユウ「なんですか?」
リオ「ハシをもらってくるのを忘れた」
ユウ「たぶん、ハシはないと思います」
リオ「フォークもスプーンも、もらうの忘れた」
ユウ「………」
数分後。
そこには、全裸で、手づかみで惣菜を食べる、二人の日本人の姿がありました。
リオ「……味は、どうだ……?」
ユウ「……味なんか、もう分かりません…」
しばらくの沈黙の後、リオ先生は言いました。
リオ「俺たちって…」
ユウ「先生、言わなくていいです」
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「原始人みたいだな」
言わなくていいですってば。
僕たちは、黙々と食べ続けました。
そして少しずつ、寂しい気持ちになってきました。
実はホテルには、3泊する予定でした。
リオ「3泊で足りるかなぁ?」
ユウ「永住しちゃうかもしれませんね!」
パリからの電車の中で、そんな話をしていたのが、今はなつかしく思えます。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「…明日、帰ろう…」
ユウ「…はい…」
それを決めたのは、到着した初日の夕方のことでした。
そして次の日、しょんぼりした顔で、パリに戻る電車に乗っている二人の精神科医がいました。
このリゾート、おそらく「合う」「合わない」が、ものすごくハッキリしていると思います。
ネットで検索してみると、それこそ「大好き」になって、毎年のように旅行している日本人の体験談などもたくさんあります。
しかし少なくとも僕たちにとっては「合わない」ものでした。
重ねて言いますが、「はじめて裸で歩く人(ていうか女性)を見た感動」はあります。
また「裸で街を歩くこと」は、ものすごい衝撃的な体験です。
これらに関しては、みなさんも興味があれば、一生のうちに一度は味わってみても、損ではないと思います。
しかし「一日中、裸で生活する」というのは、また別です。
それによって、かえって強制的に抑え込まれる性的な気持ち。
その居心地の悪さに、僕たちは、12時間も耐えることができませんでした。
裸は、普段は隠している場所です。
それを、常に外に出して生活する。
これはある意味、自分の心の秘密の部分を、常にさらして生きることと、通じるものがあるのではないでしょうか。
たとえるなら、すべての人間の心がテレパシーによって、筒抜けになっている世界。
最初は面白いかもしれませんが、ずっとそれが続くと、苦痛になるはずです。
防御壁があるからこそ安心を感じることができます。
そしてだからこそ、相手の防御壁の中を見ることができたときに、強い快感を得たり、またはその壁を取り除けたときに、一体感を感じることができるのではないでしょうか。
常に壁がない状態で過ごすことは、それらすべてを失うことになるのです。
リオ「もう、このアグドの地に降り立つことは、二度とないだろうな…」
ユウ「そうですね…」
リオ「もう、裸はコリゴリだよ…」
ユウ「……」
なんか、昔のアニメのオチみたいなんですけど。
僕は静かにそう思いました。
電車は、少しずつ速度を高めていきました。
そんなときです。
僕たちのすぐ横を、ミニスカートの女性が通りました。
リオ「………」
ユウ「………」
その女性は、僕たちから少し離れた席に座ろうとして、荷物を手に取りました。
そしてその荷物を、棚の上に置こうとしました。
その瞬間、スカートが少し上がり、太ももがほんの少しあらわになりました。
リオ「おおっ!」
ユウ「あっ!」
僕たちの視線が、思わずそこに集中します。
リオ「………」
ユウ「………」
リオ「………」
ユウ「………」
リオ先生は、しばらくの沈黙のあと、静かに言いました。
人間の心について、 またひとつ分かった 気がしたな…。 |
||||
………………。 |
||||
心から同感です。
隠されるからこそ、燃える想いがある。
見えないからこそ、募る気持ちがある。
日本酒のCMのキャッチコピーみたいな気持ちを抱えつつ、
僕たちはパリまでの電車の中で、眠りについたのでした。
~「裸で歩く精神科医。」 完
みなさまここまでおつきあいくださって、本当にありがとうございました。
今回の内容は、メルマガの方でまた扱わせていただくかと思います。
また、シリーズイラストを描いてくださったソラさんにも拍手をー!
最初から最後まで、こぼれることもなく。まさに伝統の技です。
個人的に好きなのは、やはりこちらです。
この瞬間は本当に幸せだった…。
ソラさん、本当にありがとうございました。
そしてそして!
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ゆうきゆうがあなたのお願いを聞く! ぜひぜひご覧くださいね。
2005年8月20日追記
イラストのソラさんから、こんなメールをいただきました。
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ミスチルの歌に、ポカリスエットのCMソングにも使われてる
「未来」っていう曲があるんですが、そのサビが…!
作詞・作曲 桜井和寿 ※( )内は私の解釈です。
♪生まれたての 僕らの前には ただ(生まれたての姿の僕ら)
♪果てしない 未来があって(裸の美女だらけの天国のような未来)
♪それを信じてれば 何も恐れずにいられた(何も恐れず全裸でいられた)
♪そして今 僕の目の前に横たわる (裸で過ごす現実を目の当たりに…)
♪先の知れた未来を 信じたくなくて(これ以上は無理だと限界を感じて)
♪目を閉じて過ごしてる wow wow(目を閉じてこっそり「おうおう」と泣いてる)
………ハイ! そんなわけで。
この曲を聴く度に全裸で走り回るお二人を想像して
笑ってしまうんです。
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本当にありがとうございました。
僕もこの曲は知っていましたが、その発想は思いつきもしませんでした。
みなさんも今年の夏、ポカリスエットの空の広告を見たら、ぜひ思い出してみてください。
他、いただいたメールのご紹介です。
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いやぁヌーディストリゾート編おもしろかったです。
爆笑させていただきました(笑
お惣菜のくだり、ミニスカの女性のくだり…大爆笑でした。
ソラさんの絵がまた最高です。
ユウ先生のなんとも言えない言い回しとソラさんの絵が
あいまっておもしろさが増してます。
コミカルというかなんというか…。
次回作も期待してますー。
日記というより旅行記と化しているように思うのは僕の気のせいですね。うん。
まだまだ暑い季節が続きますが体を壊さないよう気をつけて
過ごしてくださいね。それではー。(sakuさん)
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いつも楽しく拝見しております。アグド編、お疲れ様でした。
日本に何人いるかはわかりませんが、私は共感しました。
屋外で全裸になる快感に共感しました。
私も深夜の山奥の河原で全裸になってみた時、先生の様に、どう表現していいのかわからない、
えもいわれぬ快感を感じました。だからわかります。
そして、長い事その状態でいると不安になる。
というのもよくわかります。
隠されるからこそ、燃える想いがある。
見えないからこそ、募る気持ちがある。
というのも、非常によくわかります。
と、言う訳で(どう言う訳なんだか)
モーニング女医、これからも楽しみにしています!(げんごろーさん)
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>隠されるからこそ、燃える想いがある。
>>見えないからこそ、募る気持ちがある。
嗚呼、おおいに有り得ます・・・。
妄想爆走状態なんですよねー
でも、他のひとに迷惑かけてないから、いいーじゃないですか!(ゆかさん)
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私の場合、ヌーディストリゾートには行ったことはありませんが、
マルセイユ郊外のビーチでトップレスの人たちを大勢目撃したことはあって、
その時もそういう気持ちはあんまり湧かず、そういう風景を普通に
受け入れていた記憶があります。
また、帰りの電車の中でのエピソード、読んでいるうちに何故かほっとしたような
気持ちになりました。異世界から日常へ帰ってきた安心感と、そこで得られた
ささやかな幸せが伝わってきたからでしょうか?
ユウ先生の文章をさらに引き立てるソラさんのイラストもシリーズを通じてすばらしかったです。
まさにいろんな意味で「伝統の技」ですねぇ。(黒猫ヘリオスさん)
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「裸で歩く精神科医」最終話を読んで。
>この瞬間は本当に幸せだった…。
>ソラさん、本当にありがとうございました。
その気持ち、すんごい良く分かります。
帰りの電車での太腿もすんごい良く分かります。
て、書いて送った男性読者、多いんだろうなあ…(asahiさん)
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「クイズに出演する女医。」で
「フランスのすっごいビーチ」と書かれていたのはアグドだったんですね。
「ドイツのすっごい温泉」の話もいつか書いていただけるとうれしいです。
話は変わりますが「さすらいの精神分析医」リオ先生はいつのまに
ももんが医科大学に居ついたのでしょうか? もはやさすらっていないような気がします。
(凡能の男さん)
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みなさま鋭いツッコミとあたたかいご感想、本当にありがとうございました。
身を削って書いた甲斐がありました。
他にも紹介しきれないほどのメール、大感謝です。
どうか今後ともよろしくお願いいたします。
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