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精神科医ユウの日記 <90%ノンフィクション・10%ユウの妄想>
メルマガ版 モーニング女医。11/06
~脅迫メールに怯える女医。1
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(前回までのあらすじ)
「オーロラが見たいの。」
そんなマヤの一言によって、突然に決まったアラスカ旅行。
マヤ・ユウ・リオは、ツアーオフィスを目指して、歩くことを決定。
「じゃあ、1時間後にね」と言いつつ、部屋まで防寒具を着に帰った。
果たして3人はオーロラを見ることができるのか!?
<本編>
女性「はーい。ユウくーん。あーんして。あーん」
ユウ「あ、あーん…」
女性「はーい♪」
ユウ「もぐもぐもぐ…」
女性「おいちい?」
ユウ「おいしーですー」
女性「じゃあ、今度はコレ食べて♪」
これは、何だろう。
そのバニーのお姉さんは、僕の目の前にとっても大きな青いスイカのような物体を出してきました。
女性「はい、あーーーーーーーーーーん」
ユウ「いや、それはちょっと……」
女性「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
ユウ「ちょ、ちょっ……むぐっ! ぐっ!」
女性「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
目を開けると、もこもこした青い物体が、僕の眼前にありました。
それは、防寒具を着込んだ、リオ先生のお尻でした。
ユウ「うわーーーーー!!!」
リオ「な、なんだぁ!?」
史上最低な夢に対する史上最低な叫び声で、リオ先生は目を覚まします。
リオ「なんだよいったい………」
リオ先生は眠そうな目をこすりながら、静かに時計を見つめました。
その瞬間、リオ先生の顔が青ざめます。
その顔に、僕も時計を見つめました。
夜の9時半。
リオ「わーーーーーーー!!」
ユウ「わーーーーーーー!!」
僕とリオ先生はあわててドアの外に出ました。
それは、確か4時。
マヤ先生と別れて、僕たちの部屋に入った直後です。
日本での数倍の厚さの防寒具を着ながら、僕とリオ先生は笑っていました。
リオ「あはは。モコモコして、ドラえもんみたいだな」
ユウ「そうですねぇ」
リオ「そもそも外で着るためのものなんだから、部屋の中では暖かすぎるな、これ」
ユウ「確かに。眠くなっちゃいますよね」
リオ「あぁ。眠くなるよな」
ユウ「ちょっとだけ横になっていいですか?」
リオ「あぁ。いいんじゃないか、ちょっとだけなら。俺もちょっとだけ」
ユウ「飛行機でずっと乗ってたの、疲れましたしねぇ」
リオ「あぁ。ちょっとだけ……」
………………。
ぜんぜん、ちょっとじゃない。
僕とリオ先生は、大急ぎでロビーに向かいました。
しかし、そこにはマヤ先生は見あたりません。
すぐにマヤ先生の部屋に向かう僕たち。
ドアを大きくノックしながら、リオ先生は言いました。
リオ「すまん! ちょっとのつもりが、つい寝込んでしまった! 悪かった!」
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モーニング女医。
発行者 結城ユウonly@e.email.ne.jp
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