サバ読みと年収の関係。 ルービンの調査

心理テストです。
あなたは、あるパーティに参加しました。そのパーティでは、胸に自己紹介のプレートをつけなければいけません。

しかし主催者の手違いで、あなたの自己紹介のプレートは、用意されていませんでした。
主催者は言います。

「申し訳ありません! かわりにこのプレートのうち、どれかを使っていただいていいでしょうか?」

そこに置かれたプレートは8種類。
あなたが、どれか一つをつけなければいけないとするなら、どれをつけますか?

1「水瓶座 A型 15才」 2「天秤座 O型 20才」 3「乙女座 A型 25才」  4「牡牛座 AB型 30才」
5「牡羊座 O型 40才」 6「魚座  B型 50才」 7「獅子座 A型 60才」  8「銀座  C型 99才」

こんばんは。ゆうきゆうです。

今夜もメルマガ「セクシー心理学」から、こんな話を。

さて、冒頭の心理テスト、いかがでしたでしょうか。

実はこの問題のポイントは、たった一つです。

「実際の自分の年齢より、上の年齢のプレートをつけたか、下の年齢のプレートをつけたか」。

ただ、それだけです。

実はアメリカの心理学者であるルービンは、20才から約100才まで、1000人以上の人を対象にして、
「自分で自分を何才と考えているか」(主観的な年齢)
を調査しました。

そして、それと本人の年収を比較したのです。

するとその結果、

「自分の年齢を若く考えている人ほど、年収が高い」

という傾向が分かりました。

たとえば、

「オレ、50才くらいの人と同じかも…」と考えている40才の人より、

「オレ、30才の人間にも負けてないんじゃね?」と考えている40才の人の方が、ずっと年収が高かった、というわけです。

良くも悪くも「サバを読んでいる」人の方が、社会的に成功していたというわけです。

◆ サバ読みは、エネルギーの証?

実際、自分の年齢を若く言うというのは、ある程度の「自信」があってはじめて可能です。
また若く見せるためには、色々と労力も必要です。

エネルギーと余裕があってはじめて、「自分は若い」と言うことができるわけです。

そしてエネルギーと余裕があれば、それらがない人に比べて、年収が高くなるのも当然…というわけです。

逆に、たとえば重度のうつ病の患者さんなどは、「実際の年齢より年上に見える」ことも多いものです。

また心理学では「役割効果」というものもあります。

部長という肩書きを持つと、部長らしく振る舞うようになる、という心理を言います。

これは年齢でも同じ。
「自分は○○才だ!」と思えば、実際にそれ相応に見えてきます。

「エネルギーがある」⇒「若く見える」⇒「自分も若いように振る舞う」
⇒「よりエネルギーが湧く」⇒(繰り返し)

というわけです。

実際に、世の中の成功者、またIT企業の社長なども、「実年齢より若く見える」人がほとんど。

女優さんなども、大半が若く見えますが、これもやはり「成功の自信から」と考えることもできます。

いずれにしても、「サバを読む」というのは、実は「自信の証」なのです。

さて、あなたの答えはいかがでしたでしょうか。

★ 「実年齢より若い選択肢を選んだ」

あなたはかなりエネルギッシュな人です。
社会的に成功している、もしくは将来成功する可能性が高いでしょう。

ただ、10才以上サバを読んでいる場合、ただ単に「現実が見えていない」危険性もあります。注意しましょう。

★ 「実年齢より老いた選択肢を選んだ」

あなたはやや疲れている可能性があります。

最初から相手の期待レベルを下げることで、少しでも自分に抱くイメージをマシにしようとしています。
たまには「自分はまだ若い!」と言い聞かせてみてもいいかもしれません。

ちなみに10代で「20才」を選んだ方の場合、「早く成熟したい」ということを望んでおり、それはそれでエネルギーの証かもしれません。

ただあなたも、もう少し年齢がたつと、「若いに越したことない」ということに気づくかもしれません。ガンバです。

★ 「実年齢とまったく同じ選択肢を選んだ」

あなたは可もなく不可もないタイプです。
もう少しだけ変化と遊び心を持ってみてもいいかもしれません。

★ 「水瓶座 A型 15才」か「銀座 C型 99才」を選んだ

あなたは、遊び心を持ちすぎです。
時に周囲が置いてけぼりになるので注意して下さい。

◆ 年齢を…?

というわけで、あなたも今日から、少しだけ「自分の年齢を若く意識」してみてはいかがでしょうか。

とはいえ、1・2才では、ほとんど変化はありません。

だからといって
「実際より10才若くしよう! 私、30だけど、ハタチなの!」
と考えると、それはそれで激しい切なさが襲うはずです。

僕の一番のオススメは、

「5才」

だけ若く考えること。

「四捨五入」という言葉もありますが、「5」の差は、大きな節目です。

ある意味、自分にとって(そんなに)無理がない範囲で、「まだ若い! 頑張ろう!」と意識することが大切なのです。

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◆ 今回のまとめ。
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○ サバを読めるのは、自信の証。

○ とりあえず「5才」だけ若いと考えてみよう。

これこそが、セクシーメソッド『ゴーグル・ファイブ』!

実際より5才若いというゴーグルをかけて、自分のことを見つめることが大切なのです。
うん。何より自分の年齢がバレそうですけども。

◆ さいごに。

というわけで、いかがでしたでしょうか。

あなたがいつか100才くらいになって、死ぬ間際になったとしたら。
20才だろうが、30才や40才や50才だろうが、まったく関係がありません。

「あと○年、若かったら…」
「今はもう、自分には遅いんだ…」
「もっと若いうちに、○○しておけば良かった…」

そんな言葉を繰り返しながら、何もしないのはやめてください。

あなたは、十分に「若い」んですよ。

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。